TWEEDEES「生誕1周年」ライブレポート 節目の演奏で見せた新たなモードと『バブみ』とは?

TWEEDEES1周年ライブレポ

 TWEEDEESが2月12日、高円寺HIGHで行なったワンマンライブ『Happy Birthday TWEEDEES』は、バンドの“生誕1周年”を振り返るとともに、次のモードを提示する内容だった。

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 開演時間になると、ステージ中央にはベースの沖井礼二とボーカルの清浦夏実が立ち、ギター・山之内俊夫、ドラム・SCOTT GOES FOR原“gen”秀樹、キーボード/コーラス・末永華子、キーボード/オルガン・坂和也が登場。ライブ冒頭で「KLING! KLANG!!」を披露すると、沖井は「我々がお披露目ライブをしたのは約1年前の2月27日でした」と振り返り、当時は「KLING! KLANG!!」のみしか発表していなかったことについて「よく考えたらみなさん、知りもしない曲をアルバム一枚分聴かされたんですよね(笑)」と述べ、観客から大きな笑いが起こった。

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 その後、清浦は初ステージを「緊張しましたよね。右も左もわからなくて『オギャー』って感じ」と振り返り、沖井が「その時は『オギャー』だけど、今回は1歳だから『バブー』だね」と反応、これに清浦は「バブみがすごいね」と返し、なぜか『バブみ』トークに発展(正確な意味はこちらを参照)。最終的には沖井が「TWEEDEESは来てくださっている皆さまにバブみを感じています! バブー!」と叫び、会場は和やかな雰囲気になった。

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 ここからTWEEDEESは「祝福の鉄橋」、「月の女王と眠たいテーブルクロス」と「Boop Boop Bee Doop!」をパフォーマンス。沖井のベースがウネウネと動き、原“gen”秀樹がドラムを激しく叩く姿だけを切り取ると、もはやポップスという枠には収まらないダイナミックさがある。そこから少し緩やかな「蝉時雨の止む頃に」「ブリキの思い出」を演奏すると、沖井は昨年末にリリースした『Winter's Day e.p.』を引き合いに出し「『Winter's Day』をリハでやったけど、この曲は今やると浮かれてる感じで『お正月過ぎたら無理な曲だ』とわかった」ことを明かした。ここで沖井は「2015年、周りの人たちが出産ラッシュで。赤ちゃんってすごいよね」と赤子を新品のHDDに例えた小噺をはじめ、そんななかから完成したという新曲「BABY BABY」を撮影可&アップロード可として初披露。清浦がサビ頭の歌詞に「フライドポテト(Fried Potatoes)」を入れるという挑戦をした同曲は、彼ららしい軽やかなビートに坂と末永の鍵盤が跳ねるように絡みあうポップな仕上がりだ。なお、観客によって撮影された動画は、ライブ終了以降、どんどんWEB上にアップされている。

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