MICHIが語る“アニソン愛”とシンガーとしての夢「アニソン界に新しいジャンルを作れたら」

MICHIが語る“アニソン愛”とシンガーとしての夢「アニソン界に新しいジャンルを作れたら」

160126_michi_2.jpeg

 

「運だけでなく実力でチャンスを掴み取らないと」

──こうして昨年7月にシングル『Cry for the Truth / Secret Sky』でメジャーデビュー。アニメ『六花の勇者』のオープニングとエンディングで自分の歌声が流れるわけですし、アニメファンのMICHIさんからしたら感慨深いものがありますよね。

MICHI:もう本当にヤバかったです! もうヤバいの一言で、泣きました! だってキャラクターが動いているバックで私の歌声が流れるんですよ? 夢が叶った瞬間といいいますか、オープニングを観たときに初めて「あ、私アニソンシンガーになったんだ!」と実感ができました。しかもこれが毎週流れるんだよなと思ったら感動しちゃって。幸せの極みでしたね。こんなにすごいチャンスをいただけたんだから、普通の人の5倍は努力しないといけないと思っていて。今は運でここまで来られたけど、この先はそういうわけにはいかないときも来ると思うし、自分の実力でチャンスを掴み取っていかないとなって思うんです。去年は夢が叶って幸せな年でもあったんですけど、同時に人生で一番頑張ったというか、努力した1年でもありました。

──さらにデビュー間もなくして、海外でのライブも実現しました。

MICHI:そうなんです! しかもジャカルタにシンガポールと、2回も海外に行けたという。こんなに早く海外で歌えるとはまさか思ってなかったので、本当に運がいいというか。だって、デビューして2ヶ月ぐらいでジャカルタですよ?

──最初は9月下旬にインドネシアのジャカルタで行われた『Anime Festival Asia Indonesia 2015』、続いて11月にはシンガポールで開催された『Anime Festival Asia Singapole 2015』にも出演したんですよね。

MICHI:はい。言葉もあまり通じない方々の前で歌うこと自体が初めてで、どうなんだろうという不安と、本当に日本のアニメがジャカルタで有名なのかなというドキドキもあって。でも行ってみたら、すでに空港にファンの方がたくさんいまして、「あ、日本と変わらないんだな」って思いました。しかも皆さん、すごく温かいんです。私の曲がわからない方もいたと思うんですけど、皆さん見よう見まねで真似をして、一生懸命「オイ! オイ!」って声援をくれたのが、すごく嬉しかったですね。

──デビュー前はおろか、デビュー後もリリースイベントなどでライブパフォーマンスの経験があるのみで、いきなり海外公演っていう事実もただただすごいですし。

MICHI:もう本当に「私、行っていいの?」と不安で。人前に出るのも怖かったし、「音を外したらどうしよう?」とか「言葉が通じなくて、めっちゃしらけてたらどうしよう?」とか思ってたんですけど、やっぱりアニメファンは万国共通なんだなと実感しました。しかもジャカルタではメインステージ、ミニステージ合わせて3日間で計7回も歌ったので、そのぶん喉も潰しましたけど(笑)、自分の気持ちが大きく変化したとても大きな経験になりました。それに日本のアニメもすっごい人気で。『六花の勇者』のコスプレをしているお客さんも多くて、日本のアニメ文化がこんなに世界に知れ渡ってるんだなと、日本人として誇りに思いました。

──そのアニメの楽曲を歌っているアーティストのことも、ちゃんと受け入れてくれてるという。

MICHI:はい! 嬉しいですね。実は意外とジャカルタで日本語が通じたんです。アニメが好きな方って日本語もちゃんと勉強されてる方が多いんですよね。簡単な日本語を話すと「イェーイ!」って言ってくれるから、ちょっと安心しました。

──2度の海外経験はすごく大きな自信につながったんじゃないですか?

MICHI:すっごいつながりました!自信もそうですし、自分の中で何かが変わったというか、人としてひと皮剥けた感じがしました。

──手応えとして一番大きかったのは?

MICHI:パフォーマンスしていると私の振りに沿って皆さんも一緒に動いてくれたりとか、やっぱり歌ってるときに一番手応えを感じましたね。言葉ではうまく言い表せないんですけど、ステージに上がった瞬間にスイッチを押されて、その一瞬で切り替わるというか……たぶん「MICHIはもっと自由にやっていいんだよ!」って解き放たれたというか、吹っ切れたんですかね?

──考えてみると、MICHIさんはまだデビューから半年しか経ってないんですよね。

MICHI:そうなんです(笑)。すっごく濃い半年になりましたし、これからもっともっと濃い日々を送っていきたいです!

──でも不思議と新人アーティストっぽくない雰囲気もあって。こうして話していてもすごく堂々としていて、新人にありがちなフワッとした感もないし。アーティスト写真のイメージもかなりクールですよね。

MICHI:えーっ、それって初々しくないってことですか?(笑)

──違います違います!(笑) でも実年齢より上に見られることも多いんじゃないですか?

MICHI:すっごく多いです。25歳くらいってよく言われますし。

──でも今日お会いして、やっぱり年相応の女の子なんだなと実感しましたよ。

MICHI:よかった! よく「イメージとキャラが違う」とか「喋ると残念だね」とか言われますけどね(笑)。

──でも、そのギャップこそが魅力のひとつだと思いますよ?

MICHI:いいんですかね、このギャップで? デビューした頃に「ミステリアス系でいこう」みたいな話もあったんですけど、でもダメですね、すぐにボロが出ちゃうし。じゃあ自信を持って包み隠さず、ありのままの姿を見せていけたらと思います(笑)。

──たぶん文字でも伝わると思いますよ?

MICHI:本当ですか? 伝わるといいな〜(レコーダーに両掌を向けて念を送る振りをする)。

「歌うときは脳中でオープニング映像を勝手に作っちゃう」

──(笑)。そして、いよいよ2ndシングル『Checkmate!?』がリリースされます。表題曲は今回も、1月スタートの新アニメ『だがしかし』のオープニングテーマに採用されました。

MICHI:『週刊少年サンデー』ですよ!? しかもすごく人気のある連載作品という。実は私、すっごい駄菓子が大好きなんですよ。駄菓子が私を育てたと言っても過言ではないくらい。なぜかと言いますと、実家のすぐそばに駄菓子屋さんが2軒あって、通学路には3軒もあるから(笑)。駄菓子の思い出、たくさんありますもん。それくらい私にとって駄菓子は重要なものなので、このオープニングテーマは私にしか歌えない!と思ってます。

──なるほど。今作も前作「Cry for the Truth」の路線を引き継いだ、ロック色が強くてストリングスが入るというElements Gardenの王道のスタイルですね。

MICHI:そうなんです。今回はジャジーな要素もあってカッコ良くて、曲が届いて最初に聴いたときは「これってアニソンなの?」って鳥肌が立ちました。さらにサビに入るとすごくキラキラした、可愛らしくてポップな曲調に変わるんですよ。1曲の中にいろんな表情があって、歌っていてすごく楽しいんです。と同時にすごく難しい曲でもあって。テンポが速いからラップじゃないですけど早口言葉みたいになってしまうんです。私、滑舌が悪いので本当に大変でした(笑)。

──デビュー作の「Cry for the Truth」は歌詞における思いが強く表現された楽曲という印象でしたが、今回はそれよりもまずノリを重視していて、矢継ぎ早に飛び出す歌詞の気持ち良さが印象的ですよね。

MICHI:歌っていてもスカッとするんですよ。しかも歌詞もアニメの世界観とすごくリンクしているので、歌っていると頭の中で……私、まだできていないオープニング映像を勝手に作って、それを思い描きながら歌うんです。「ほたるちゃんが今、めっちゃうまい棒を食べてる!」とかそういうことを想像して私だけの頭の中でそのアニメのPVを作りながら歌うので、レコーディングのときはずっとお腹が減ってました(笑)。

──なるほど、歌うときにそういう映像を自分なりにイメージするんですね。

MICHI:そうなんです。じゃないと気持ちが込められないなと思って。それに、頭の中で勝手にできちゃうんですよね、オープニング映像が。「Cry for the Truth」のときもそういう感じで歌ってたんですけど、「ここはこうかな?」と思ったいくつかの箇所が本物のオープニング映像と一緒だったのは嬉しかったなぁ。

── そのほかにレコーディングで苦労した箇所はありましたか?

MICHI:サビ最後の「♪なんだかんだDo You Understand!? 『チェックメイトまで』」ってところを何回も録り直しました。「♪なんだかんだDo You Understand!?」っていう箇所だけ、小悪魔感が足りないとスタッフさんから言われて。私自身が持っていない小悪魔感を出すのは、すごく大変でしたね(笑)。

コラムPick Up!

もっとみる

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

映画部Pick Up!