KinKi Kids、嵐、関ジャニ∞……コンサートの「定番ネタ」から見える彼らの個性を探る

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(C)タナカケンイチ

 テレビ、雑誌、ラジオなど、さまざまな媒体で活躍するジャニーズグループ。ふだんからさまざまな姿を目にする機会は多いが、彼らの魅力を存分に堪能することができるのは、やはりコンサートだろう。生で本人たちに会えることはもちろん、媒体を通してでは知り得ない彼らの一面が見られるコンサートには、各グループごとに「定番ネタ」というものが存在する。定番には定番になるが故の理由があり、それを紐解くことでグループの個性が見えるのではないかと考えた。今回はコンサートにおける「定番ネタ」から、KinKi Kids、嵐、関ジャニ∞の個性を紐解いてみたいと思う。

KinKi Kids

 個人での活動が目立つKinKi Kidsは、毎年正月にコンサートを行なうのが恒例となっている。また、光一の誕生日が1月1日ということもあり、コンサート中に剛がプレゼントを渡すことが定番ネタのひとつでもある。そのプレゼントは、剛のやんちゃな一面が反映され、少し照れ隠しな光一への愛にあふれたものになっているのだ。今回は、ここ数年で剛から光一に贈られたプレゼントを紹介したい。

2013年

 テレビのリモコンが故障しており、思うように切り替えができないという光一。そのリモコンがプレゼントされるのかと思いきや、出てきたのは「リモコン近日入荷予定」という色紙。そこで剛が「代わりにこちらを用意しました」と持ってきたのは、金色のファーのようなパーティー飾り、王冠、ロウソク型のメガネ、音のなるびっくり箱、“ハッピーバースデー”を歌う人形が出てくるびっくり箱。剛曰く「34歳になったので王子から王様へ」とのことらしい。

2014年

 剛が紙袋から取り出したプレゼントはまたしても色紙。その色紙には、KinKi Kidsのシングル曲のタイトルをもじった『被るより生やしたい(愛されるより愛したい)』『植えないで ヘアー(やめないで、PURE)』『毛 みんな元気かい?(Hey! みんな元気かい?)』などの言葉が。また色紙だけでなく「今度ヘアケアセットを渡す」と発言し、ファンを笑わせるという一面も。光一のデリケートな問題を愛のあるネタにできてしまうのは、剛ならではである。

2015年

 今年のテーマは「光一のために用意した剛の“発表会”」。テーブルクロス引き、けん玉、グロッケンでバースデーソング演奏などが披露されたが、全て失敗に終わった。しかし、オリジナルの誕生日ソングを歌唱し、締める所は締めるのが剛流。その後「もう剛からプレゼントをもらってる」と言い、ダイソンの加湿器を持ってきてファンに見せる光一。また、逆サプライズ的に光一から剛へもプレゼントが用意されていた。ファンには中身を見せられないとのことだったが、2人で仲睦まじく中身を確認。ファンから「見せて!」と声があがるも、「見せたらアカン」と最後までふたりだけの秘密を貫いた。

 一時期不仲説も流れた彼らだが、それを覆す「仲の良さ」をコンサートでしっかりと垣間見ることができるのが、彼らのコンサートでの「定番」となっている。

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