AKB48『選抜総選挙』詳報 HKT48勢の躍進とSKE48の力強さが際立つ結果に
混戦が予想されたTOP3は、3位の渡辺麻友(AKB48)から発表がスタート。渡辺は「今まで2連覇をした方はいないので、実に難しいものだと改めて痛感しました。でも現状に満足せず頑張っていきたい」と冷静に語ると、2位の柏木由紀(AKB48/NGT48)は「1位を宣言してあと一歩届かなかったんですけど、これからはいろんなことから逃げません。横山由依ちゃんが背負いすぎないために、ひとりひとりがAKBを背負ってる気持ちがあればグループも大きくなる」と、グループを支える気概を明かした。そして1位に輝いたのは、2位の柏木に約3万票の差をつけた指原莉乃(HKT48)。指原は涙を浮かべながら「まさかこんなに素敵な景色をもう一度見ることができると思っていませんでした。普段はHKT48メンバーのみんなにお礼をいう機会が少ないけど、みんなは私の大事な大事な宝物です。いつも本当にありがとう」と感謝の気持ちを述べた。
指原は続けて「私はAKB48のなかでも特殊な存在ですが、どうやったら前田敦子さんや大島優子さんになれるのか考えたけど無理でした。でも指原莉乃を最後までやり通そうと決めました。開き直って1位になることができました。でもそれはスキャンダルからの大逆転、ストーリーに支えられての1位だから、『指原莉乃として評価されたい』と思った」と自身の状況を冷静に俯瞰し、分析。最後に「全国の自分に自信のないみなさん。日の当たっていないみなさん。私はもう一度1位になることができました。奇跡の1位じゃなく、自分のやってきたことを評価されての1位だと信じてます。あの日私に力をくれたアイドルのように、私がみなさんの力になれたら嬉しいです」と高らかに宣言し、長い総選挙の幕が閉じた。
終わってみればSKE48が26人、AKB48が23人、NMB48が14人、HKT48が15人、NGT48が1人、SHN48が1人と、SKE48の力強さとHKT48勢の躍進が目立った今回の総選挙。これらの選抜メンバーが今後どのように活躍するか、今後に期待ができる内容となった。
(文=編集部)