嵐・相葉雅紀が次なるステージへ 心優しきエンターテイナーの新境地とは?

20140216-aibababa.jpg
嵐のムードメイカーとして知られる相葉雅紀。

 嵐の相葉雅紀が初の単独主演を務める映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』が、11月22日より公開される。同作は、山下達郎のヒット曲「クリスマス・イブ」をモチーフにした中村航の小説が原作で、マンガ家になる夢を持ち続ける書店員の主人公をはじめとした、男女4人のすれ違う思いやクリスマスの夜に起こる奇跡を描いた作品だ。

 映画の公開にともない、相葉のメディア露出も増えている。11月24日には、約5年ぶりに『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演。映画のタイトルにちなんで、当時、黒柳徹子を前にして起こした、とある“ミラクル”を振り返るほか、ハワイコンサートや映画の撮影エピソードについて語るという。また、11月20日放送の『VS嵐』(フジテレビ系)では、『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』の出演者を率いて、普段は味方の嵐チームと対戦。映画共演者の生田斗真と組んで「クリフクライム」に挑戦する予定だ。11月27日放送の『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)では、「ゴチになります」に参戦。“六本木最新ステーキハウス対決”で特大ステーキを頬張るほか、自身のバラエティーでの名場面を観ながら裏話や思い出トークを繰り広げるという。

 嵐がデビュー15周年を迎え、新たなステージへと向かう中、いち早く次の一歩を踏み出している相葉。今週は雑誌への露出も多く、11月19日に発売された『TVガイド』では、「デビクロくん(作中のキャラクター)は光(主人公・相葉)の本音を代弁する存在だけど、意図せずその言葉が皆の希望になるんですよね。個人的には『ないてもいいよ、僕が笑うから。笑ってもいいよ、僕も笑うから』っていう言葉が好き。子ども時代に杏奈(主人公の幼なじみ・榮倉奈々)を慰めた言葉なんだけど、すごく温かくて深いなって。(中略)映画を見てくださった方が何かしら感じてもらえる作品になればいいなって思います」と、相葉のパーソナリティーが滲み出ながらも、映画に対する真っ直ぐな姿勢が伺える発言をしている。

 アイドルとしてはもちろん、俳優やタレントとしても勢いを感じさせる相葉だが、嵐の中では遅咲きのメンバーだったかもしれない。初の主演ドラマ主演作品『マイガール』が放送されたのは2009年で、松本潤が『金田一少年の事件簿』で初主演を果たした2001年から、約8年の開きがある。また、嵐としてのパフォーマンス面でも、ダンスや歌の実力がある大野智や、作詞・作曲も手がける二宮和也、ラップを得意とする櫻井翔のように、目立った特技があるわけではなかった。11月7日に放送されたドキュメンタリー『嵐 15年目の告白~LIVE&DOCUMENT~』(NHK)では、デビューから2年余り経った2002年の3月、肺気胸のため入院し、一時活動休止を余儀なくされていた時に、「(肺気胸は)一度、患うと何度も再発するっていうから、もう嵐には戻れないと思った」と、芸能活動をあきらめようとさえ思ったことも告白している。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる