藤谷千明が「バカ社長」を直撃
異端のレーベル主宰者 ザ・クレイジーSKBが明かす悪行伝説「ブッ壊すだけだと面白くないんで…」
「ブッ壊すだけだと面白くないんで、ライブっていう名目でカウント入れよう」
ーー今までで一番ひどいケガは……?
SKB:大火傷と顔面五箇所骨折ですね。666(プロレス団体・SKBもレスラーとして参戦)で巨大な相手を投げ飛ばした時に相手の全体重が顔面にクラッシュして、それである程度骨折してて。その何週間か後にQP-CRAZYのライブで巨大なガラス板を釘バットで叩き割るっていうのをやったんですよ。で、まさか釘バットが折れて顔に突き刺さったんですよ。
ーー聞いてるだけで痛いですね……。
SKB:釘バットって重いし、(ガラスを)割ろうと思ってた力で跳ね返ってきたんでね。それで五箇所粉砕骨折して神経も切れちゃって。で、片目見えなくなっちゃったんですよ。今は慣れましたけど。中々釘バットが己の顔面に突き刺さったっていうのは漫画でもないんじゃないかなって。
ーーチェーンソーも結構持ち込んでらっしゃいますよね。
SKB:色々やりましたね、チェーンソーも。最終的には腕にチェーンソー付けましたけど。チェーンソーも危なかったですね、入場する時に思いっきり滑ってこけたんですよ。チェーンソーともども。目の前で刃が回ってましたね。
ーーそれ本物のチェーンソーですよね?
SKB:そうですよ。刃を取ったりしたら緊張感もないし、そういうの嫌なんで。やっぱガチでやりたいんで。
ーー物騒なことばっかりやってらっしゃいますよね……。この本の帯の吉田豪さんのコメントに書いてある「漁船破壊GIG」も物騒ですよね……。
SKB:物騒ですかね? これはウチらが学校の帰りに海岸で「プロベー」っていうプロレス&ベースボールをやってたんですよ。
ーーなんですかそれは。
SKB:ウチらが開発したプロレスと野球を融合させたスポーツです!
ーー野球とプロレスって多分混ざらないと思うんですけど……。
SKB:いや、打ったら一塁に走るじゃないですか。で、飛び蹴りしようがラリアットかまそうが何しようが、一塁手が球を落としたらセーフなんですよ。
ーーはい(笑)。
SKB:で、「プロベー」をやっている最中に漁船の持ち主にめちゃくちゃ怒鳴り散らされて「こんなとこで野球やんな!」みたいな。で、腹いせに次の日にそいつのマシンの上で……、ただブッ壊すだけだと面白くないんでじゃあライブっていう名目でカウント入れようって言って、「ワンツースリーフォー」からもうガッチャンガッチャンブチ壊して。
ーー「カウント入れたらGIG」っていう認識でいいんですか?
SKB:そうです。立派なライブです!
ーーそういえば猛毒も最近(2012年から)また活動を再開したそうで……。
バカ社長:今はメンバーもめちゃくちゃ増えて。9人編成かな。おばあちゃんいて、ロボットいて、シェフがいて、女の子がいて、こないだ外人さん釣っちゃったもんで、そのままメンバーにしてます。