SGチャート上位を男性グループが独占 B.A.Pの“郊外ヤンキー”路線は他に波及するか?

参考:2014年09月01日~2014年09月07日のCDシングル週間ランキング(2014年09月15日付)

 上位3位がすべて男性グループというわりと珍しい週。しかし今週、最大の要注目株は何と言っても2位のB.A.Pである。関係ないがアルファベットのアーティスト名を全角英字で書くと、こういうとき「B.A.P」とか変に間延びした感じになってしまうので、報道メディアには日頃から半角を使うような細やかさを持つべきである。

 それはともかく、B.A.Pの何が注目かといえば、今回のシングル「EXCUSE ME」は、売り上げ枚数が5万枚を超えている。これは最近は落ち込みが続いているK-POPの売り上げとしては大金星。このグループは日本だと2013年秋にメジャーデビューしているが、もともとコンスタントにこれだけの売り上げを出していたわけではなく、今までは2万枚そこそこ。今回は大躍進と言える。今どきのアイドルらしく同一アイテムを内容違いで複数展開しているが、それも今回に限って極端に枚数をカサ増しできるような施策が行われた形跡もない。

 何より、デビューから間もなく、あまり人気が拡大していないグループにとっては、5万枚突破というのはひとつの目安になるのである。つまり5万枚を越えると露出の量が増えて、ここからさらに人気が拡大していくことが期待できるのだ。要するに、 5万枚突破は上り調子の証なのである。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「チャート一刀両断!」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる