嵐・大野智が『GUTS!』に示した自信 実力作家陣によるカップリング曲も聴き応えアリ

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嵐の5人はダンスにもそれぞれ個性が表れている。

 4月30日に発売された嵐39作目のシングル『GUTS!』。初週売上50.1万枚を記録し、オリコンの週間シングルランキングで堂々の1位を記録した。嵐のシングル首位獲得は2004年リリースの『PIKA★★NCHI DOUBLE』から32作連続で通算39作目。シングル首位獲得数記録で歴代1位のB’zと7作差の2位につけている。表題曲については記事【「嵐『GUTS!』50万枚超えチャート1位に 楽曲に込められた「音楽的仕掛け」とは?」】でその作りについて音楽理論を交え詳細に分析しているので、今回はカップリングに収録された3曲について紹介していこう。

 まずは初回限定盤に収録された「Fly」。作詞はこれまで「truth」「Lotus」「Breathless」など嵐のヒット曲を多数手がけてきたHYDRANT氏、作曲は嵐の他にも柴咲コウやSKE48、板野友美などにも楽曲提供をしてきた渡辺泰司氏。そして編曲は数多くのジャニーズ楽曲を担当してきたファンにはお馴染みの吉岡たく氏である。盤石の布陣で制作された同曲は近未来感漂うEDM。四つ打ちのキックにきらびやかなシンセサウンド、そしてボコーダーのかかった嵐のボーカルが乗るダンスミュージックだ。タイトル通り天空へと飛翔しそうなアッパーチューン、コンサートでフロア全体がダンスホールへと化す光景が目に浮かぶ。

 通常版に収録の「君が笑えるように」は切ないラブソング。作詞・作曲はこれまでRSPやdream、大島麻衣などの楽曲を手がけてきたKOSH氏(作詞はMacoto56と共作)、編曲を務めたのは櫻井翔の友人とも知られ、これまたジャニーズファンには馴染みの深いha-j氏だ。曲は音数の少ないピアノとアコースティックギターのシンプルな伴奏で始まり、冒頭から二宮和也と櫻井翔のソロが続く。Bメロからはリズム隊にストリングスが加わり、サビでは「さよなら」の合唱。「これから君が笑えるように」と続く、別れと新たなはじまりを優しく歌ったバラードである。

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