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濱田岳、『わろてんか』の恋路に注目! “奇跡の世代”のひときわ輝く個性

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 第15週の放送を迎えた『わろてんか』(NHK総合)。先週は、島根からやってきた安来節乙女組が高座デビューを成功させるまでが描かれていたが、そこで気を吐いていたのが、乙女組の総監督を買って出た風鳥亭の総支配人・武井風太(濱田岳)だ。

 もともと、ヒロイン・てん(葵わかな)の生家・老舗薬問屋「藤岡屋」の使用人だった風太。てんと兄妹のように育ち、いつもてんのことを気にかけてきた。それどころか、一緒に暮らしていた幼少期はもちろんのこと、てんが藤吉(松坂桃李)と結ばれてからも、てんに思いを寄せていたのは、誰の目にも明らかだった。藤吉のことしか頭にないてんを除いては…。それがここに来て、急展開を迎えている。いや、『わろてんか』をずっと観てきた視聴者からすると、「待ってました!」の展開というべきか、てん付きの女中から風鳥亭の会計庶務担当となったトキ(徳永えり)と風太が急接近しているのだ。

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 もともと互いに言いたいことを言い合い、夫婦漫才のような掛け合いを見せていた風太とトキ。第79話では、風太がトキのために買ってきた口紅をわざと落とし、「うちのやあらへん」というときに対し、「もろとけ、もろとけ」と言いながらプレゼントするシーンが描かれた。トキと一緒に活動写真に出かけたキース(大野拓朗)に嫉妬する姿も含め、こういった風太の不器用さがあまりにも愛おしい。そして、それを演じる濱田のコミカルながらも過剰過ぎない演技が、風太の人間味と愛嬌を高めており、改めて濱田の役者としての表現力の高さに驚かされる。

 濱田といえば、『アヒルと鴨のコインロッカー』、『ゴールデンスランバー』、『みなさん、さようなら』など、中村義洋監督作の常連俳優として知られている。それ以外にも『信長協奏曲』(フジテレビ系)のちょっと変わった徳川家康役や、『釣りバカ日誌 ~新入社員 浜崎伝助~』(テレビ東京系)の二代目・浜ちゃん役でも圧倒的な存在感を示していた。とはいえ、平均よりも少し小柄なのを除けば、風ぼうに関しては至って普通。なのに、画面に登場するなり、彼から目が離せなくなってしまう。そこには彼なりの計算があるのだろうが、濱田にはそれを感じさせない演技力と、自分に与えられた立ち位置や、自分がそこで何をすべきかを瞬時に察知する鋭い洞察力が備わっているのだと思う。

      
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