『ちょっとだけエスパー』涙のラストミッション完結 “オールネタバレ”の特別主題歌MVも

大泉洋主演ドラマ『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日系)が12月16日に最終回を迎えた。
『アンナチュラル』(2018年/TBS系)、『MIU404』(2020年/TBS系)、『海に眠るダイヤモンド』(2024年/TBS系)などの野木亜紀子が脚本を手がける本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマンが“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う、完全オリジナルのSFラブロマンス。
12月16日の放送で最終回を迎えた本作。文太(大泉洋)をはじめ、桜介(ディーン・フジオカ)、円寂(高畑淳子)、半蔵(宇野祥平)はみな、さまざまな罪を犯し、仕事や家族や金などすべてを失ったところを、「ノナマーレ」の社長・兆(岡田将生)に拾われ、ちょっとだけエスパーとなって世界を救うためにミッションに挑んできたはずだった……。しかし、すべては嘘だった。「ヒーローに選ばれた理由」は、今年中に死ぬ予定の「いらない人間」だったから。「世界を救うミッション」は実は、10年後に命を落とす四季(宮﨑あおい)、たった1人を救うのが目的、その代償として1000万人の命を犠牲にするミッションだった。すべては2055年から立体映像・兆となって2025年に現れた、四季の未来の夫・文人(フミト)による一途すぎる愛ゆえの暴走だったのだ。
最終話では、四季を救うためなら1000万人の犠牲も厭わず、挙げ句自分の目的を阻む市松(北村匠海)、紫苑(新原泰佑)、久条(向里祐香)までも排除しようとする兆の企みを阻止する文太たちの壮絶な戦いが描かれた。花咲かエスパーをはじめ、懐かしのレンチンエスパーで膀胱温め大作戦、第1話冒頭から登場していたモチーフでもある「蜂」へのアニマルお願いエスパー、鼻水が止まらないなど、最終話にして“ちょっとだけ”のエスパーが大活躍する場面も。
一方で、自らのために多くの人が、そして文太や仲間の命の火が消されようとしていることを知った四季は、あろうことかEカプセルを大量に貪り、吹っ飛ばしエスパーで大暴走。「ぶんちゃんとぶんちゃん、2人とも殺します!」と宣言し、文太や文人を襲う場面も。愛しているから救おうとし、愛しているから殺そうとするーー。
舞台はクリスマスイブのマーケット。“愛してはいけない”関係から始まった本作で繰り広げられた最後の戦いの最中に、文太が叫んだ「四季を愛してる! 四季がいるこの世界を俺は愛する」という心の底からの想い。四季を救うため、そして巻き込まれて犠牲になる人全員を救うため、「俺たちが歴史を作るんだ」――。文太たち“Bit5マイナスワン”が、市松ら“Young3”と手を組み、過去を改ざんするのではなく、2025年を生きる自分たちが“今”を変えるという強い気持ちで挑んだ戦いと、文太が成し遂げた最後のミッション。命をかけて“愛すること”に向き合ってきたエスパーたちの物語が完結した。
数多のシーンを撮影してきた全9話の中で、クランクアップの最後に撮影したのは、市松の部屋に集まった文太たちが兆の計画を阻止するための会議をしたシーン。「今から歴史を作るんだよ、俺たちが!」という文太のヒーローらしいセリフで全キャストがオールクランクアップ。撮影最終日を“ジャパニーズ・ヒーロードラマ”にふさわしいセリフで締めくくることとなった。
無関係の人たちを巻き込むことを厭わず、市松たちを殺そうとする兆の計画に乗り、大勢の人でにぎわうクリスマスマーケットに向かった文太たち。そこで天井から落下してきたLEDパネルに紫苑が潰されそうになった瞬間、身を挺して救ったのは桜介だった。第3話のお祭りで起きた爆発事故から紫苑を救ったときと同様、最後まで自らを実の父であると明かさず命を救った父・桜介。さらに、自分の人生を狂わせた最愛の男・結城(吉田鋼太郎)に復讐しようとした円寂の「必要とされたかった、誰かに愛されたかった。愛したかった。自分を、この世界を」という悲痛な叫び。これは円寂だけでなく、世界からこぼれ落ちたみんなの想い。仲間に復讐を止められ「殺し損ねちゃったわ……」とつぶやく円寂に、文太が「俺たちみんな、愛し損ねちゃったんです」という言葉をかけた。涙ぐむ文太らの背中に浮き上がった最終話のタイトルは「Sì,amore.」。ドラマ冒頭から繰り返されてきたルール「NONAMARE~愛してはいけない~」と相対する言葉だ。
そして最終話では、第5話に突然登場し、SNSをザワつかせていた“白い男”(麿赤兒)も再登場。文太たちを最後に救ったのは、この白い男だったのか。はたして、「2070年にいる」と言っていたこの人物の正体とは。
最終回の放送終了後、こっちのけんとが歌う主題歌「わたくしごと」と『ちょっとだけエスパー』がコラボした特別主題歌MVが、YouTubeのテレ朝ドラマ公式チャンネルにて公開。放送が進むにつれ、誰の目線で聞くかに注目を集集まっていたこの主題歌。脚本家の野木がXで「今聴くと、また新たな解釈が」とポストし、桜介役のディーンも「わたくしごと、桜介の気持ちで聴くと、桜介の心の声にも聴こえてくる曲」とポストするなど、キャストスタッフの間でも話題となっていた主題歌をドラマと合わせて楽しんでもらうべく、オールネタバレ映像で送る、歌詞と名シーンを完全リンクさせた特別版MVが制作された。
「自分を変えても、間違いでも守りたいだけ」「バカだないらないはず僕は」「目が覚めた朝、あの日のように起きられたなら幸せだった」「愛して愛して」など、楽しかった懐かしい初期のシーンから、最終話ラストシーンまで、これまでの数多の名シーンを凝縮した映像と、キャラクターの心情にリンクした歌詞の数々を堪能できる。
さらに、本作のBlu-ray&DVDが2026年6月3日に発売されることが決定。特典映像には、メイキングやクランクアップ、爆笑ハプニング集、そしてキャストインタビューなどを収録予定。さらに野木によるマル秘情報満載のブックレットも封入される予定だ。なお、テレビ朝日公式オンラインショップ「テレアサショップONLINE」で注文した人には【限定特典】「脚本没ネタ集」が付属する。
■配信情報
『ちょっとだけエスパー』
TVer、TELASA、Netflixにて配信中
出演:大泉洋、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、宇野祥平、北村匠海、高畑淳子、岡田将生
脚本:野木亜紀子
監督:村尾嘉昭、山内大典
エグゼクティブプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、山形亮介(テレビ朝日)、和田昂士(角川大映スタジオ)
音楽:髙見優、信澤宣明
制作協力:角川大映スタジオ
制作著作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/chottodake_esper/
公式X(旧Twitter):https://x.com/chottodakeesper
公式Instagram:https://www.instagram.com/chottodake_esper/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@chottodake_esper
■リリース情報
『ちょっとだけエスパー』
2026年6月3日(水)Blu-ray&DVD発売
【Blu-ray】
価格:30,250円(税込)
品番:TCBD-1912
仕様:2025年/日本/カラー/本編+特典映像(収録分数未定)/16:9 1080i Full High Definition/DISC1~3:1層、DISC4:2層/音声:リニアPCM2chステレオ/バリアフリー日本語字幕(本編のみ)/全9話/4枚組(本編Disc3枚+特典Disc1枚)
【DVD】
価格:24,200円(税込)
品番:TCED-8508
仕様:2025年/日本/カラー/本編+特典映像(収録分数未定)/16:9LB/DISC1~5:片面1層、DISC6:片面2層/音声:ドルビーデジタル2.0chステレオ/バリアフリー日本語字幕(本編のみ)/全9話/6枚組(本編Disc5枚+特典Disc1枚)



































