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Ike and Tina Turnerの情報

(アイク・アンド・ティナ・ターナー)

離婚したあとに、女房だけ大ブレイク。その時、いったい元ダンナはどんな気分だったのだろう……。
押しも押されぬスーパースターの地位を確立したティナ・ターナーの出発点が、夫婦デュオ=アイク&ティナ・ターナーであることは有名な話だ。ティナがヴォーカリストを、アイクがバンド・リーダー/プロデューサーを務めたこのデュオの、デビュー曲「フール・イン・ラヴ」(60年)はいきなりのヒット。また、ティナのダイナマイトな歌唱とアイクが指揮するタイトなバンド・アンサンブルによるステージは、ジェイムズ・ブラウンのそれと並び「最高のソウル・レビュー」という評価を獲得した。
初期こそ泥臭くブルージーなサウンドを標榜していた彼らだが、60年代後半から70年代にはロック寄りのサウンドを展開。CCRの「プラウド・メアリー」やローリング・ストーンズの「ホンキー・トンク・ウーマン」など、ロック・バンドのカヴァーを好んで行ない、黒人だけでなく白人リスナーたちにもアピールしていく。時を同じくして登場したスライ&ザ・ファミリーストーンに刺激を受けたことは想像にかたくないが、結果としてこの方向転換は、彼らに「セールス的大成功」という恵みをもたらす。しかし数々のヒット・ソングを放ちながらも、夫婦の不仲のため76年に解散。——その経緯は後に映画化もされたが、アイクという人物像の描かれ方はあまりにもヒドかった。今では、「ティナ=悲劇のヒロイン」、「アイク=悪役」というイメージが固着しているが、アイクのステージで見せるプロ根性の素晴らしさには、今もって脱帽せざるを得ない。

制作協力:
OKMusic

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