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けやき坂46 柿崎芽実、ドラマ『Re:Mind』の鬼気迫る演技で脚光 武士のような精神で高み目指す?

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 『第68回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)でのライブパフォーマンスが世間を賑わし、さらに新年早々に初の日本武道館3Days公演の開催を発表するなど、年末年始も何かと注目を集めた欅坂46。一方、けやき坂46の年末と言えば、初主演ドラマ『Re:Mind』(テレビ東京)が12月29日に最終回を迎えた。物語の結末だけでなく、彼女たちの演技力の急成長を感じさせる素晴らしい作品となった。なかでも柿崎芽実の鬼気迫る演技はまさに圧巻。本稿では、2018年の活躍に期待できるメンバーのひとりとして、柿崎に注目してみたい。

欅坂46 『風に吹かれても』(通常盤)

 全12話+スピンオフで構成される『Re:Mind』は、古い洋館の一室で目覚めた11人の少女が、ひとつの空席の存在に思考を巡らせながら、脱出のための糸口を探っていくミステリードラマ。部屋に集められた少女たちがひとり、またひとりと、物語を重ねるごとに姿を消していきながらも、自身らが部屋に集められた謎へと迫っていく模様が描かれた。同ドラマで柿崎が演技で頭角を見せたのが第10話だった。何かを思い出したら消えていく法則に気づいた柿崎は、助かるためには懺悔するべきだとみんなに何かを思い出させようとする佐々木美玲と対立。遂には佐々木を犯人だと思い込み発狂、自分がイジメのきっかけを作った張本人だと告白し姿を消すこととなった。

 ドラマ当初の柿崎は、メガネっ子で大人しいキャラクターとして登場。実際に演技に慣れていなかったこともあり、辿々しい様子だった。しかし10話では、友人が言うことを聞いてくれない苛立ちから、正気でいられない感情が溢れ出し、極限状態で相手を罵るような豹変っぷりを見せた。パシリ扱いされていたことに対する悔しさや、いじめていた秘密を暴露する時の自己嫌悪など、精神が崩壊していく様子を汗だくになりながら鬼気迫る勢いで演じていた。急にスイッチが入って発狂する演技は、芝居の中でも演じやすい部類なのかもしれない。ただ柿崎の場合は、パシリ扱いされていた怒りが根底にありながらも、追い込まれて心と感情が崩壊していく様をキッチリと見せていた。そんな迫真の演技を、ほぼ初めてのドラマ出演でやってのけたのは、女優として光るものを感じさせた。

 ドラマの終盤、影山優佳の演技も柿崎とはまた違った迫力があって素晴らしかった。そんな彼女も柿崎と同じ16歳という若さ。影山は柿崎についてブログで「芽実は一期の中で唯一同い年で、目標でもあり大好きな仲間でもありたいせつな戦友でもあります。色んなプレッシャーを跳ね除けて頑張ってる姿がすごくかっこいいです! あと芽実は自分の魅せ方が上手いのでレッスンの時とか芽実がどんな表情をしてるのかこっそり見て学ばさせていただいております 笑」と語っている(参考:影山優佳 公式ブログ)。もしかすると、あの影山の鬼気迫る演技も柿崎の影響があったのかもしれない。

 改めて柿崎の発言などを見返すと、けやき坂46の中では珍しく熱いタイプであることが窺える。「フランス人形になりたい」と語り、ロリータ服や人形といった可愛いものが好きな柿崎。一見女の子らしい性格なのかと思いきや、実は度胸が据わっているキャラとしてファンの間では知られている。バラエティ番組『欅って、書けない?』(テレビ東京)で長濱ねるがけやき坂46メンバーを紹介した際は、柿崎を「媚びない人」と表現し、また嘘がつけない性格と説明している。実際、柿崎は出演当初から欅坂46の軍曹こと守屋茜に腕相撲でケンカを売り、その下克上&負けず嫌い精神で注目を集めた。

 また、彼女のインタビュー記事からも、その芯の強さは伝わってくる。この1年で欅坂46とけやき坂46の関係性や欅坂46の存在について変化があったかという質問に対し、他のメンバーは変わらないと言う中で柿崎だけ、「私はちょっと変わってきたかもしれません。『悔しい』とか『追いつきたい』って思うようになりました」と答えている。また、けやき坂46の個性について「ハッピーオーラ」を挙げるメンバーに対し、「なんか最近はハッピーオーラって言えばいいって思っているところがあって(笑)。それしかまだグループとしてはないのかなあ」(参考:以上、『クイック・ジャパン』vol.135)と、自分の考えを素直に語っている。Zepp Tokyoで行われたけやき坂46の単独公演の際は、まだまとまっていなかった時期のメンバーに向けてパフォーマンスをもっと頑張りたいと力説していたエピソードがあり、「やっぱりパフォーマンスがちゃんとできていないとカッコイイと思ってもらえないし、たくさんの心を掴めないと思ったので。それで可愛いだけじゃダメだなと思ったんです」とアイドルとしてのプロ意識を感じさせる発言をしていた。この彼女の言動がグループがまとまるきっかけにもなったという。『ブブカ』9月号では、欅坂46ではなく、けやき坂46として頑張っていきたいことを断言しているようにグループへの愛情も深い。アイドルという仕事に対する意識が高く、さらに現状に危機感を抱くことで高みを目指していく柿崎は、武士のような精神の持ち主だと言える。

 また、欅坂46の中では同じ16歳の平手友梨奈と仲が良く、平手が欅坂46の中で最年少であるように、柿崎はひらがな1期生の中では最年少メンバー。当初は長濱とけやき坂46のWセンターを務めるなど、平手と境遇まで似ている。ふたりの息が合うのは、グループに対する考え方や思いに重なる部分があるからなのかもしれない。

      

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