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FEMMの刺激的な表現がJ-POPをアップデートする 海外でも認められたMVとサウンドを分析

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 海外へ誇るべき日本のポップ・カルチャーを切り開く、“2体の女性型マネキン”からなるダンス&ラップ・デュオFEMMをご存知だろうか? 

 FEMM=意思を持ったマネキンRiRi(リリ)とLuLa(ルラ)。FEMMとは一体どんなアーティストなのか? これまでの経歴とともに解説していこう。

 FEMMという名称は「Far East Mention Mannequins」の省略形であり、過激なラップとコケティッシュなトゥワークダンス(腰を落として激しく振るダンス)によって欧米のティーンを中心にスマッシュヒット。アートとして世界的な評価の高いジャパニメーションに代表される日本独自のサイバーパンク的なビジュアライゼーションと、海外におけるトゥワークに代表される刺激的なダンスミュージック・カルチャーの融合が、FEMMが海外で受け入れられている理由なのだろう。

 なお、アメリカ本国のメディア『Vice』からは「Supergroup」と絶賛され、『MTV IGGY』では 97.97% という圧倒的得票率で「Artist Of The Week」を獲得。インディーズ時代の配信限定アルバム『Femm-Isation』では 全米ビルボードチャートWORLD部門で10位を獲得していることも見逃せない。

 これまで『ULTRA JAPAN』や『YouTube Fanfest』など人気イベントへの出演のみならず、ニュースメディア『Huffington Post』UK版で「2016年に注目すべきアーティスト」に選出。さらに著名海外プロデューサーからの楽曲提供、L.A. West Hollywoodにある老舗クラブ「Rage」のイベントに出演しオーディエンスを大熱狂させ、国内でも『TGC Night in JAKARTA 2017』、『Amazon Fashion Week TOKYO RELATED EVENTS』へ出演するなど、海外の数々のインフルエンサーたちも注目する話題のアーティスト、それが唯一無二な存在感を解き放つFEMMなのだ。

 サウンドと共に高く支持されているが、彼女たちの個性を活かしたMV。まず注目して欲しいのが、2016年にメジャーデビュー作となった人気チューン「PoW!」だ。リリース時には、イギリス全土のHMVで「Best Indies Album」として、スタッフのコメント入りで店頭ディスプレイ展開された作品。ラバーでできたメイド服チックなファッションで、1950年代に流行したツイストとトゥワークを掛け合わせたダンス「TWIST ‘n’ TWERK」をコンセプトとした、新時代のデジタライズなロックンロールナンバー。屋外をマネキンロボット風に闊歩する姿がポップでキュートだ。

FEMM『PoW!』MV

 そんなFEMMが世界で知られるきっかけとなったのが、2014年に発表した「Fxxk Boyz Get Money」。欧米のティーンを中心にガールズ アンセムとして世界中のファッショニスタやインフルエンサーからの支持を得て、宣伝費投下なしでYouTubeにて160万回再生を突破している。80%以上が海外からの視聴となっており、アメリカ、イギリス、カナダなど英語圏で50%以上を占めていることも気になるポイントだ。ボンテージな佇まいで、ハードでエッジーなサウンドにラップ&トゥワークする様は衝撃的だった。

FEMM 『Fxxk Boyz Get Money』

 10thデジタルシングルとして2017年にリリースした「Do It Again feat. LIZ」は、アメリカの女性アーティスト・LIZをフィーチャリングに迎えている。LIZ は、Diplo率いるレーベル<Mad Decent>が初めて契約した女性アーティストだ。MVでは、SPLIT DEPTHという、画面上を線で区切ることで3Dグラフィック処理を利用せずに奥行きや立体感を感じさせる、目の錯覚を利用した革新的な映像技術を活用した3D手法を取り入れている。洋楽的な世界観ながら、日本語が印象的なラップパートも興味深い。

FEMM『Do It Again feat. LIZ』MV

      

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