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弓木英梨乃が見せた、プロデューサーとしての資質 遊佐未森、Negiccoとの共演をレポート

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 2017年2月19日、弓木英梨乃の主催ライブ「弓木流 vol.2」が関交協ハーモニックホールで開催された。2016年8月7日に同じ会場で開催された「弓木流 vol.1」では、ゲストにつじあやの(1stステージ)と土岐麻子(2ndステージ)を迎えていたが、「弓木流 vol.2」はゲストに遊佐未森(1stステージ)とNegicco(2ndステージ)を迎えて開催された。

20170222-yumiki-yusa3.JPG弓木英梨乃×遊佐未森
20170222-yumiki-negi1.JPG弓木英梨乃×Negicco

 弓木英梨乃は、2013年に6人組バンド編成となったKIRINJIのメンバーであり、ボーカル、ギター、バイオリンを担当している。また、現在Base Ball Bearのツアー「バンドBのすべて 2016-2017」にサポート・ギタリストとして参加しており、まさに弓木英梨乃に注目が集まる中での「弓木流 vol.2」開催となった。2公演ともソールド・アウト。会場の前にはBase Ball Bearからの花が飾られていた。

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 もともと弓木英梨乃は、2009年にシンガーソングライターとしてメジャー・デビュー。その後、サポート・ミュージシャンとしても活動する中で、KIRINJIの堀込高樹に加入を誘われたという経歴を持つ。「堀込高樹の目にかなったギタリスト」。その意味は、田村玄一 、楠均、千ヶ崎学、コトリンゴといった、同時にKIRINJIに加入した顔ぶれを並べてみたときに重みを持つ。全員が高い技量と強い個性をあわせもつミュージシャンばかりだ。そんなKIRINJIに弓木英梨乃も加入することになった。

 2016年の「弓木流 vol.1」は、弓木英梨乃にとって6年ぶりのソロ・ライブの場でもあった。「弓木流 vol.2」では、前回に続いてドラムに楠均(KIRINJI)、キーボードに渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)、ベースに御供信弘を迎えてステージに立った。

 今回の「弓木流 vol.2」は、バレンタインに翻弄される恋する女の子をテーマにした、ストーリー仕立てのライブ。そのテーマに沿って、書き下ろし楽曲やカヴァーも披露された。しかも、ゲストが登場する部分以外はほぼMCなし。弓木英梨乃やバンド・メンバーがセリフを言って進行していくのだ。ライブにストーリー性を加えて、構成や演出に重きを置いたライブだった。それは、弓木英梨乃のプロデューサーとしての資質が生み出したものでもある。

 ライブが始まると、まず楠均のドラムが響く中でステージの幕が上がり、ギターを抱えた弓木英梨乃とバンドが登場。1曲目の「I Wanna Be Your Girl」 から、アメリカ南部の香りに満ちた演奏だ。せつないミディアム・ナンバーの「2人だけのデート」でもバンドのグルーブが強烈。「Dream a dream of me」はインストルメンタルで、バンドの演奏を堪能させる趣向だった。

 ここからゲストを迎えたコーナーへ。

20170222-yumiki-yusa1.JPG遊佐未森

 1stステージでは、恋に悩んだ弓木英梨が遊佐未森のラジオ番組「ミモミモレディオ」に投稿するという展開に。遊佐未森のラジオの音声が「オレンジ」の曲紹介で終わると、ステージに遊佐未森が登場して、弓木英梨乃たちによる演奏で「オレンジ」を歌いはじめた。遊佐未森の艶やかなボーカルとバンドのグルービーな演奏は、予想以上に相性が良い。

 さらに、遊佐未森の「ミモミモレディオ」に弓木英梨乃が遊びにきたというていで、ふたりによる長いトークもあった。遊佐未森によると、弓木英梨乃は「人生について語りたがる」とのこと。弓木英梨乃にとって遊佐未森は、人生の先輩にして良き理解者であるようだ。

 弓木英梨乃のアコースティック・ギターの伴奏のみで遊佐未森が歌ったのは「地図をください」。弓木英梨乃はコーラスも担当し、ふたりの歌声が響いた。バンド・メンバーがステージに戻り、その演奏で歌われたのは、オフコースのカバー「ワインの匂い 」。このライブのために、遊佐未森は初めて歌ったそうだ。最後は遊佐未森の2016年作「せせらぎ」から「風の庭」。弓木英梨乃によるケルト風のアレンジだった。

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