FANTASTICSがライブで大切にしていることとは? 世界・瀬口黎弥・堀夏喜・中島颯太が考える、グループの持つ多面的な輝き

2026年2月にベストアルバム『Welcome to Sunshine』をリリースし、一つの大きな節目を迎えたFANTASTICS。彼らが次なるステージへの第一歩としてリリースしたニューシングル『SUNFLOWER』は、グループにとって大切なモチーフである“ひまわり”を冠し、さらなる飛躍を誓う力強いナンバーだ。
リアルサウンドでは、現在アリーナツアー『FANTASTICS LIVE TOUR 2026 “SUNFLOWER”』を開催中のメンバーから、世界、瀬口黎弥、堀夏喜、中島颯太にインタビュー。力強く前へ進むイメージで制作した表題曲から、バラエティ豊かなカップリング2曲の魅力、そして初のセンターステージに懸けるそれぞれの想いまで、じっくり話を聞いた。(編集部)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】
「SUNFLOWER」でボーカルが意識した、“掴みにいく”感覚
――「SUNFLOWER」は2月リリースのベストアルバム『Welcome to Sunshine』のあと、1作目のシングルとなります。どういうFANTASTICSを届けたいと思って作られたものなのでしょうか?
中島颯太(以下、中島):前回はベストアルバムで、そこに収録された新曲は「FINALE」。つまりこれまでのグループを一度振り返る楽曲でした。そのあとに出すシングルということで、より希望感があって、これから先も高く飛んでいけるようなものにしたかった。そのために僕たちが昔から大切にしている「ひまわり」というモチーフをタイトルに掲げて、力強く次に行けるようなイメージで作らせていただきました。
――最初にこの楽曲を聴いたときはどう感じましたか?
瀬口黎弥(以下、瀬口):EXILEさんのような世界観というか。神秘的だなと感じました。
堀夏喜(以下、堀):壮大で、ツアーにぴったりですよね。
世界:今までFANTASTICSでやったことのないタイプの楽曲で。Introductionになっているパイプオルガンのイントロがあって、そこから始まる物語が楽曲としてきれいにまとまっていて。しかもこの曲って2サビがないんですよ。そのあたりはすごくトレンドも抑えているなと思いました。「HIROさんがFANTASTICSをイメージしたらこういう曲になるんだな」と思いました。
――中島さんはボーカルとして、この曲を聴いたときはどのように感じましたか?
中島:めちゃくちゃカッコよくてテンションが上がりました。今回のツアーは初のセンターステージなので、センターステージが合いそうだなと思いました。全面に一気にひまわりが咲くような光景が見えて「いいだろうな〜」って。歌い方については、レコーディング前に(八木)勇征くんと、「ここは強いほうがいいよね」とか、「逆にここは強すぎないほうが合うかもね」みたいなことを話し合いました。
――2人で話し合うのはいつもやることなんですか?
中島:結構やりますね。たまたま移動中に2人になったときにしゃべったり、レコーディング前に連絡したり。

――この曲において、2人のなかで共通意識として意識してしたことを教えてください。
中島:「サビで一気に掴みにいく」ということですね。曲自体がサビ始まりというのもありますし、「サビでのぼっていく感じは出せたらいいよね」と話していました。あとは、ラストサビの〈真っ直ぐ高く上へ〉は勇征くんと僕どっちもパートがあって。そこは表情が違うと面白いと思ったので、しっかり違いが出るように意識しました。最後の〈真っ直ぐ高く上へ〉は僕が任せてもらったので、力強く終われるように意識して歌いました。意外とスムーズに歌えて。ディレクションの方も数回で「いいね!」と言ってくださったし、自分としてもハマった感じがしてうれしかったです。
――メロディラインが独特だったり、息の量が絶妙だったりと、この曲を歌いこなすのは難しそうですよね。
中島:そうですね。特にメロディが難しかったです。Chaki Zuluさんが作曲・プロデュースしてくださっただけあって裏のトラックがカッコいいので、それに合う声は何だろうということを探りながら歌いました。

――パフォーマーとしては、ボーカルの声が入ったものを受け取っていかがでしたか?
世界:きれいだなと思いました。シンプルにスッと入ってくる。それが2人のボーカルのいいところだなと改めて思いました。バラードでボーカルがきれいに入ってくるという曲は結構あると思うんですけど、踊れるようなアップテンポでもきれいに入ってくる曲って意外と少ない気がしていて。ノれるとか踊れるを意識してしまうと、どうしてもメロディラインやリズム感をダンスに寄せてくれることが多くなると思うんですけど、この曲はそこが全くケンカしていなくて。それはこの2人がボーカルだからだなと思いました。
――八木さんと中島さんがどんなものでも歌いこなせるからですか?
世界:そうです。あとは、2人がしっかりチームのことも理解しているし、作っている人たちの意図も理解しているから。
――ボーカルとパフォーマーがお互いに理解し合っているからこそ、踊りやすくて、歌もすっと入ってくると。素敵な関係性ですね。
堀:僕はサビの「Yeah」の声の揺れ方が印象的だなと思いました。デモを聴いたときは「これはデモだからなのかな」って思ったんです。というのも、勇征がやっているイメージがあまりつかなくて。だけど、2人の声で聴いたときに「こうなるんだ! すげー!」って思いました。あの揺れ方、すごく好きです。
中島:ありがとうございます。あれは2人ともめっちゃ録りました。挑戦でしたね。
堀:そうだったんだ。
瀬口:颯太と勇征が歌うと、ただ明るいだけじゃなくて、切なさも出るんですよね。それが2人の声の良さだなと思いました。
世界が制作した「SUNFLOWER」振り付けのFANTASTICSらしさ
――確かに「SUNFLOWER」というタイトルだと、めちゃくちゃ明るいさわやかな楽曲をイメージしてしまいがちですが、こういう曲調で、切なさも帯びたボーカルになるというのは、FANTASTICSならではかもしれないですね。
中島:ありがとうございます。

――「SUNFLOWER」の振り付けはどのようになっていますか?
世界:振り付けは僕が作らせていただきました。最初にざっくり「みんなが踊っている姿が花っぽく見えたらいいな」と思っていて。この「SUNFLOWER」というテーマ自体は結構前から決まっていたんですよ。そのときから、「ファンタ(FANTASTICSの略称)で『SUNFLOWER』だと、“陽100%”ではないかな』と思っていて。そのあたりを振り付けに落とし込めたらいいなと思っていました。技術的に難しい要素を詰め込むというよりは、曲の全体感をうまく表現したいなと思っていました。
瀬口:この振り付け、めっちゃ気持ちいいんですよ。世界さんの作る振り付けは毎回そうなんですが、流れるような動きが音色とめちゃくちゃ合っていて。……「合っている」というと、なんか上からっぽくなっちゃうんですけど……とにかくすごく気持ちよく踊れています。
堀:サビで、手を花っぽくして踊るんです。そういう細かいところでテーマとあわせつつもダンスとして成立していて、シンプルにすごいなと思います。

――ちなみに、ツアーのテーマ曲であるということは振り付けを考える上で、何か影響するものなのでしょうか?
世界:そうですね。「SUNFLOWER」はデモを聴いたときから「ライブの1曲目になるだろうな」と思ったので、1曲目に合いそうな振りというのはなんとなく考えました。


















