『スーパーサラリーマン左江内氏』主題歌が早くも話題に 三代目JSBの楽曲とドラマの親和性

 昨年大きな話題になった、テレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)エンディングでの「恋ダンス」。星野源の「恋」に合わせて踊る、新垣結衣をはじめとする出演者のダンスが可愛いと老若男女がマネをし、大ブームとなった。飲み屋に行くと、若い女性も年配の男性も、こぞって踊っていたように思う。それを堂々とオマージュしたのが、堤真一主演の『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系)のエンディング「左江内ダンス」だ。公式にも「多分踊れない」と謳うほど本格的なダンスで、堤真一が気合いを入れて踊っている様や、島崎遥香や早見あかりといったアイドルとして活躍していた出演者たちのキレキレダンス、高橋克実の「必死についていってる感」などがすでに話題となっている。その主題歌となっているのが、3月8日にリリースされる三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの新曲「Happy?」だ。

[公式]多分踊れない左江内ダンス、鑑賞用フルバージョン「スーパーサラリーマン左江内氏」

 ファンク・ディスコ要素が詰まったメロディが印象的なこの曲。左江内ダンスがスタイリッシュに仕上がっているのは、このサウンドのお陰だろう。また、「冴えない中年サラリーマンが世の中の平和のために活躍する」というドラマの内容に沿った、メンバーの今市隆二が作詞した歌詞にも注目したい。<ネガティブを吹き飛ばしたら ポジティブになるってことを><僕らはなんだかんだ 人生 Happy Happy Happyに行こう>など、前向きな言葉が並んでいる。実際、今市も「悩み事だったり、心に秘めているネガティヴなことを全て取っ払って、一緒に楽しみながら幸せになろう、未来を切り開いていこうという想いを込めて、作詞家の小竹正人さんと一緒に歌詞を書かせて頂きました」と語っている(参考:http://www.jsoulb.jp/discography/)。

 これまでドラマに起用された三代目 J Soul Brothersの楽曲を改めて聴いてみると、ドラマとの親和性が高い楽曲が多い。例えば、『検事・鬼島平八郎』(テレビ朝日系/2010年)の「On Your Mark ~ヒカリのキセキ~」は、「諦めなければ願いは叶う」「目標に向かって強く思い続ける事の大切さ」などのメッセージが、主人公・鬼島平八郎の生き方に重なる。『ハニー・トラップ』(フジテレビ系/2013年)の「SO RIGHT」に関しても、「ドラマを意識して制作させていただきました。ピアノ、弦の音が『ハニー・トラップ』の世界観に合っていたり、聴けば聴くほど深みのでるような楽曲になっています」(参考:http://tower.jp/article/news/2013/10/16/n06)と、今市がコメントしていた。三代目 J Soul Brothersの楽曲はドラマの世界観に寄り添い、作品を盛り上げる役割を果たしているのだ。

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