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森朋之の「本日、フラゲ日!」vol.12

EXILE、海外クリエイターとタッグ組んだ五輪中継テーマ曲もーー8月17日発売の注目新譜5選

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ハルカトミユキ
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 その週のリリース作品の中から、押さえておきたい新譜をご紹介する連載「本日、フラゲ日!」。8月17日リリースからは、EXILE、德永英明、Aimer、Little Glee Monster、ハルカトミユキをピックアップ。ライターの森朋之氏が、それぞれの特徴とともに、楽曲の聴きどころを解説します。(編集部)

EXILE『Joy-ride ~歓喜のドライブ~』(SG)

 デビュー15周年を迎えたEXILEの48枚目のシングル曲「Joy-ride ~歓喜のドライブ~」は、フジテレビ系列・リオ五輪中継テーマソング。作曲/アレンジにはBIGBANG、w-inds.などの楽曲を手掛けるスウェーデンのプロデューサー・チームThe Eurozが参加、最新のEDM、エレクトロを取り入れたアッパーチューンに仕上がっている。「喜びの波に乗って、最高の結果と感動を生み出してほしい」という思いを込めたというATSUSHIの歌詞もそつのない出来。海外のクリエイターと積極的にタッグを組み、常に新しいトラックを導入しながら、日本中誰でも気軽に楽しめるJ−POPとして成立させるプロダクションはここにきてさらに洗練度を増している。

 ユーザーのニーズに応えるという意味では本当に完璧なのだが、欲を言えば、もう少し新しさが感じられるテイストがあってもいいような気もする。オリジナルメンバーが次々と卒業し、新陳代謝が進んでいる現在だからこそ、EXILEは次の変化を求めるべきではないだろうか。

EXILE「Joy-ride ~歓喜のドライブ~」

德永英明『ALL TIME BEST VOCALIST』(AL)

 シングル、ライブ映像作品、オリジナル曲のベストアルバム、ミュージッククリップ集、ライブアルバムと続いたデビュー30周年企画の第6弾は、VOCALISTシリーズのベスト盤『ALL TIME BEST VOCALIST』。昨年行われた投票の上位30曲を収録したリクエスト・ベスト・アルバムだ。

 女性J−POPの名曲をカバーする“VOCALIST”が始まったのは2005年。これまでに6枚のアルバムが発表され、累計600万枚のセールスを記録して大人気シリーズとなっている。德永英明=女性シンガーのカバーというイメージを持っているリスナーも多いと思うが、本作はその集大成と言えるだろう。「時代」(中島みゆき)「恋におちて」(小林明子)「雪の華」(中島美嘉)「First Love」(宇多田ヒカル)などの名曲にオーガニックなアレンジを施し、ひとつひとつの言葉をリスナーに手渡すように歌うーー“VOCALIST”のスタイルがシンガー・德永英明の魅力を幅広く浸透させたことは間違いない。歌唱力の高さを押し出すのではなく、メロディと歌詞をいかに伝えるか。優れた歌の在り方を改めて実感できる作品だと思う。

德永英明「卒業写真」

Aimer『蝶々結び』(SG)

 Taka(ONE OK ROCK)、TK(凛として時雨)が楽曲提供・プロデュースを手がけた両A面シングル『insane dream/us』に続く11thシングル『蝶々結び』は、野田洋次郎(RADWIMPS)とのコラボレーション。蝶々結びの作り方をそのまま描写し、それをかけがえのない相手との関係に重ねながら、「結ばれたんじゃなく結んだんだ」という意思へとつなげるこの曲には、何気ない日常と深遠なメッセージ性を結びつける野田のソングライティング・センス、そして、何気ない言葉に深い感情を宿らせるAimerのボーカルによる豊潤なケミストリーが反映されている。野田はコーラスも担当。さらにハナレグミもギター/コーラスで加わり、個性的なハーモニーが実現していることもこの曲の聞きどころだろう。MVの監督は岩井俊二。蝶々結びがもたらす人と人との関係と成長をリリカルな映像で表現することで、この楽曲の普遍性をしっかりと引き出している。才能ある男性アーティストに愛されながらAimerは、そのあまりにも奥深いポテンシャルを大きく開花させつつあるようだ。

Aimer「蝶々結び」

      

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