>  > コウテカ運営に訊く、グループ発足の経緯

岡島紳士のアイドル最新マッピング 第21回 校庭カメラガールツヴァイ運営を直撃

校庭カメラガール運営に訊く、グループのコンセプトと野望「WARPやNINJA TUNEみたいになりたい」

関連タグ
CLUB
JPOP
TECHNO
アイドル
岡島紳士
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 校庭カメラガールツヴァイ (略称はコウテカ2)は、2014年末に結成された、女性アイドルラップグループ。 「ALYT-」(読み:あらようと。旧名:亜良陽人)なる正体不明のチームがプロデュースを手掛けており、メンバーは「もるも もる」「しゅがしゅ らら」「ののるる れめる」「らみた たらった」「ぱたこあんど ぱたこ」「うぉーうぉー とぅーみー」という、変わった名前の6名だ。

 音楽性は雑多で、エレクトロ、テクノ、ポストロック、アニソンっぽさなど、様々なジャンルを取り入れている。これまでに2枚のアルバムをリリース。昨年12月には渋谷WOMBにて1stワンマンライブを開催し、成功を収めた。

 今回はそんなコウテカ2のプロデュースチーム「ALYT-」の代表であり、事務所兼レーベル・tapestok records(タペストクレコーズ)のディレクターを務めるVivid Jas氏に「ALYT-とは何者なのか」「コウテカ2のコンセプトや今後」などについて、話を聞いた。なお、インタビューは新メンバーが加わりグループ名が「校庭カメラガール」から「校庭カメラガールツヴァイ」に変わる前の2016年1月上旬に行われた。また、メンバーのもるも、しゅがしゅ、ののるる、らみたの4名が同席した。(岡島紳士)

「オウテカっぽい名前のアイドルを作ろうと思った」

--プロデュースチームの「ALYT-」とは何者なんでしょうか?

Vivid Jas(以下、Jas):トラックメイカー6人とデザイナー1人と僕の、8人のチームです。みんな普段やってるアーティスト名義を変えて参加してます。マネージャーはまた別にいます。僕は事務所のディレクターとか、レーベル周りのプロダクションとかをやってます。

--ユニットにした理由は?

Jas:あまり誰がプロデュースしてるのかはっきりしないようにしたかったんで。でも、既に2人ほど自分で正体を明かしてしまってるけど。「ALYT-のメンバーだって言いたかったら言って」っていうスタンスですね。

--コウテカのコンセプトって何でしょうか?

Jas:コンセプトがないっていうのが売りなんですよ。すごい飽きっぽいんで、ラップってこと以外は決めずに、そのときに作りたいものを作りたいなと。

--グループ名の由来は?

Jas:Autechre(オウテカ)っぽい名前のアイドルを作ろうと思って。頭の「オ」を色々変えてたら、「コ」が一番ハマって。略称から考えて出てきた単語が、校庭とカメラだったって流れです。ガールはそこに足しただけ。「Vivid Jas」っていう名前も、JasはJasticeのことなんですけど、いいバランスでダサい名前にしようと思って。その他にもレーベル名やコウテカ周りのタイトルや名前は、ほとんど響きだけでつけています。

アニソンっぽい曲を必ず入れる

--コウテカにはアニソンっぽさはありますよね。それはメロディーラインしかり、メンバーの声質しかり。

Jas:アルバムには必ずアニソンっぽい曲を入れてるんですよ。曲の並びから言うと、ああいうのはない方がまとまるし、そういう風に言う人が絶対いるのは分かっているんですが。ちょっと捻くれた遊びというか。

--アニソンは好きじゃないんですか?

Jas:いや、好きなんですよ。ALYT-はアニメ好きです。そういえば、アーティストじゃなくアイドルをプロデュースした理由として、その方がイベントに出やすいのかもという考えもありました。ビジネスとしても回るかなと。女の子だと、男のラッパーにはできないラインでトラックを作れるっていうのもありますね。幅が広い。

<コウテカ結成の経緯 しゅがは「田村ゆかり“しか”」知らなかった>

--では結成の経緯を聞かせて貰えますか?

Jas:2014年に元々知り合いだったもるもが、僕に「ラップを教えて下さい」と訪ねてきたんですよ。最初は乗り気じゃなかったんですけど、周りから「アイドルだったら売れんじゃないの」と言われたこともあり、彼女のソロをプロデュースするようになって。

--もるもさんはアイドル志向だったんですか?

もるも:元々アイドルは好きで、エビ中(私立恵比寿中学)の現場に「仮契約のシンデレラ」くらいまで通ってたんです。でもアイドルになりたかったわけではなくて。ラップは好きなんですけど、ラッパーの世界って「酒とイカツイ黒人とギャル」みたいなイメージがあって、その世界には飛び込めないなって思っていたのですが、「アイドルラップはどう?」と提案されて「それなら大丈夫」って思ったんです。

Jas:もるもをライブに出したりして、細々とやってる中で「グループにしよう」と思って募集をかけたこともあるのですが、ぜんぜん応募がなくて。そんな時に周りから「すごい子がいる」としゅがを紹介されました。

--しゅがさんは物すごいアニメ声ですよね。

しゅが 私もアイドルになりたいっていうのはそんなになかったんですけど。でもステージの上で歌ってみたいとは思っていて。元々はただのアニメオタクです(笑)。ラップも聴いてなかったです。

Jas:しゅがは最初はほんと田村ゆかり“しか”知らなかった。

--“しか”っていうのはすごいですね。グループにしたのはどういう流れで?

Jas:ソロをひとりひとり出して行って、最終的にグループにするっていうイメージだったけど、2人で行き詰まって、やめました。募集しても、しゅがのインパクトに勝てる人材が来なくて。すぐにグループにしようと。それでオーディションで集まったメンバーを加えて、2014年末に結成しました。

--しゅがさんは高音の萌えな感じ、もるもさんは低音のボーイッシュな感じと、メンバーの声色が声優っぽい印象があります。それは意図的なんでしょうか?

Jas:そうですね。採用の判断時には声が結構重要な材料になります。もるもが中音、らみたは低音かな。もちろんビジュアルのバランスも考えます。

--そして2015年9月にらみたさんと、ぱたこさんが加入します。

ぱたこ:コウテカに入る前は「工藤えりな」という名前で『ミスiD2015』にエントリーして、ファイナリストになったりしてました。コウテカには憧れてたけど、ラップはわからなかったです。でもやってみたいなって。

らみた:コウテカの前はほんと就職もせず遊んでバイトしてと、ゴミみたいな生活でした。ただのクズでしたね。ハーフっぽいって言われるんですけど、外国の血は入ってないです。私もラップには興味がなくて。友達を紹介するつもりで面接に行ったら、そこで興味が出て。人生何が起こるか分からないなと思いました。

Jas:らみたは、面接で会話のキャッチボールができなくて、ある意味すごいなと思って採用しました。

--年齢は皆さん非公開ですか?

Jas:大体ハタチ前後の集まりですね。

     
  • 1
  •  

表示切替:スマートフォン版 | パソコン版