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『紅白歌合戦』近藤真彦と松田聖子がトリ内定? 彼らに託された“番組の変革”を読み解く

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太田省一
紅白歌合戦
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 近藤真彦と松田聖子が、12月31日に放送される『NHK紅白歌合戦』のトリに内定したことが報道された。

 実現した場合、松田は2年連続、近藤は初めてのトリ。ともにデビューから35周年の記念イヤーを彩ることになる。

 80年代からトップアイドルとして走り続けてきた2人がこのタイミングでトリを務める意義とは何だろうか。『社会は笑う・増補版』『紅白歌合戦と日本人』の著者である太田省一氏はこう解説する。

「『紅白歌合戦』の盛り上がりは、戦後の高度経済成長とともにあり、そこには常に演歌がありました。そしてその象徴は、1963年に初出場し、以降一度は途切れながらもほぼ毎年出演を続け、通算のトリ回数も史上最多の北島三郎だったといえるでしょう。しかし、2013年の『紅白歌合戦』をもって自ら「引退」を宣言したことで、“紅白=演歌”というイメージに一旦区切りがついたように思いきます。一方、この年は『あまちゃん』の特別企画で、天野春子役の小泉今日子と鈴鹿ひろ美を演じた薬師丸ひろ子が『潮騒のメモリー』をリレー形式で歌いました。この年以降、80年代アイドル・アーティストが演出の中心となり、翌2014年も薬師丸ひろ子が正式に初出場、中森明菜が12年ぶりに紅白で歌唱、松田聖子が初めて大トリを務めるなど、毎年トピックが増えており、今回もその流れで松田聖子とマッチがトリを務めるのだと思われます」

 また、視聴者のメイン層が移り変わったのもこのタイミングであると同氏は続ける。

「いまやメインの視聴者層も、マッチや松田の年代に近く、いまや家庭を構えたりしながらテレビを見る40代から50代の方に移り変わってきていると思います。その人たちが自分の若かったころで懐かしいと思えるのは、演歌よりも80年代アイドルではないでしょうか。今井美樹やX JAPANなど、J-POP、ロック系のアーティストも彼らの青春時代に流行した音楽です。そのなかで、松田は80年代から結婚・出産を経てもなおアイドルとして君臨し続けたパイオニア的存在で、最近では娘の神田沙也加とデュエットした年もありながら、2014年にようやくトリを掴みました。マッチも、80年代以降ジャニーズ勢が紅白歌合戦に常連として出場するようになる大きなきっかけを作ったひとりなので、今回35年目にして初めてつかむであろうトリは、彼にとってひとつの到達点といえるかもしれません」

     
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