【PR】RealSound×LINE MUSIC特別企画 MINMI×渡辺志保が語る“女性アーティストの魅力”

MINMI×渡辺志保が語る“女性アーティストの魅力”

 RealSoundとLINE MUSICによる特別企画第三弾は、前回の日高光啓(AAA)×音楽ライター・猪又孝、加藤ミリヤ×編集者・佐藤公郎に続き、MINMIと音楽ライターの渡辺志保氏にプレイリストを作成してもらった。今回は「私が影響を受けた女性アーティスト」という題目のもと、それに伴うエピソードと定額制音楽配信サービスの可能性と未来について語ってもらった。

プレイリスト「MINMIが影響を受けた女性アーティスト(秋に聴きたい曲編)」

プレイリスト「ストロング・ストロング・ウーマン by 渡辺志保」

「女の子の方が上から目線なものばかり選びました」(渡辺)

渡辺志保(以下、渡辺):今回、「MINMIが影響を受けた女性アーティスト(秋に聴きたい曲編)」ということで楽曲を選んで頂きました。

MINMI:自分が音楽をやっていく上で、憧れたり影響を受けたりした女性アーティストの楽曲をピックアップしてみました。

渡辺:割と年代も幅広く選んで下さっていますよね。一番古い楽曲はホイットニー・ヒューストンの「I Wanna Dance With Somebody」でしょうか。

MINMI:初めて観た海外のアーティストのコンサートがホイットニー・ヒューストンだったんですよ。高校生くらいの頃だったかな、来日コンサートに行って。「I Wanna Be〜」はホイットニーの初期の歌ですけど、彼女の昔の曲はよくカヴァーするほど好きでしたね。映画『ボディガード』にももちろんクラいましたし。

渡辺:アリーヤやTLC、メアリー・J・ブライジらの90年代の名曲も。

MINMI:当時、リアルタイムで聴いていましたね。 とくにTLCは大好きで、ファッションにもすごく影響を受けました。「Creep」のPVに出てくる、あのシルクみたいなシャツだったり、髪型だったりも真似して。あと、この時代のR&Bは昔ながらのソウル・ミュージックというより、ヒップホップから派生した楽曲も多いという印象が強くて。ヒップホップ的なワンコードのトラックに淡々と歌を乗せていく、というスタイルの始まりがこの頃だと思うんですよ。そうしたスタイルも象徴的なので、いくつか選びました。

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スマートフォンでは『LINE MUSIC』に加入していなくても、楽曲のシェアが可能。

渡辺:ちなみにリアーナに関して、数あるヒット曲のなかでも「Umbrella」を選ばれた理由は?

MINMI:この曲を掛けると、私の長男が泣き止むんですよ(笑)。

渡辺:すごい! さすが、音楽に対して英才教育をされている……。

MINMI:イントロが掛かるだけでなぜか泣き止むので、事務所でもこの曲を流していて。(子供が生まれて)半年くらいの間だったかな、何千回と聴いたと思います。当時、私はリアーナに対して特別な思い入れはなかったんですが、これがきっかけでリアーナが好きになったんです。逆に長男に教育してもらった感じですね。
渡辺:一方で、テイラー・スウィフトや、カーリー・レイ・ジェプセン、ミーガン・トレイナーら、今のアメリカのポップス・シーンを騒がせている女性アーティストの楽曲も。こうした現行のアーティストからも影響を受けることは多いですか?

MINMI:そうですね、アイデアを頂くことも多いです。ミーガンの「All About That Bass」は、私の最新アルバム『EGO』に収録しているムチムチ女子応援歌(「ボンキュボン」)を作ったきっかけになった曲ですし。こうした楽曲は、偶然「あ、この曲いいこと言ってるな」と思うことも多くて、MINMIの世界観にもスっと入ってくるような、そういう感じで出会うことが多いですね。

渡辺:なるほど。そして、ご自身の楽曲からは「Natural Woman」と「私はポルシェ」を。「Natural Woman」はキャロル・キングのカヴァーですよね。

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MINMI:はい。「Natural Woman」に関しては、もともとメアリー・J・ブライジの歌う「Natural Woman」が大好きで。それで、日本に来日したときにメアリーとキャロル・キングが共演したライブを観たんですよ。それが本当に好きで、めちゃくちゃ影響を受けて自分でもカヴァーしたという。「私はポルシェ」は、アルバム『EGO』のなかでもマニアックな曲。せっかくプレイリストを作るってことで、他のシングル曲よりも、知る人ぞ知る、みたいな曲を入れたいなと思って選びました。

渡辺:季節にもすごくハマっていますし、秋のドライブにぴったりという感じですよね。一方、私は「ストロング・ストロング・ウーマン」というテーマで、とにかく強めな女子の曲ばかりを選んでみました。いくつかMINMIさんと被っているアーティストもいますよね。

MINMI:一曲目のリアーナの「Bitch Better Have My Money」は私も好きです。

渡辺:私自身、音楽を聴くときの動機として、「自分のテンションを上げたい!」という気持ちが強くて。通勤前なんかにこういった強気な女性の曲なんかを聴くとやる気が出ますね。「男なんかいなくても自立してます!」「自分の服は自分のお金で買いますので!」みたいな可愛げがない感じもいい。恋愛ソングも、このプレイリストに選んでいるものはあくまで女の子の方が上から目線なものばかり選びました。

MINMI:リアーナなんかはまさにそんな強さがありますよね。ヘコんだり弱い部分があっても、そこを振り切る強さがあるというか。聴いていて、自分も強くなれるというのはありますね。

渡辺:MINMIさんのプレイリストにも入っていたミッシー・エリオットやローリン・ヒルも、そうした強さのある女性アーティストですよね。

MINMI:そうなんです。彼女たちは自分でラップもするし、そこが何よりかっこいいなあと思って、影響を受けましたね。

渡辺:ミッシーやリアーナはつねにハイブリッドなサウンドを提示しているし、アプローチとして何をしでかすか分からない、という点はMINMIさんにも共通するのかなと感じました。

MINMI:何をしでかすか分からない(笑)! めっちゃ褒め言葉です、それ。

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