>  >  > 木村竜蔵が定義した新たな「80'sサウンド」

木村竜蔵が再定義する「80'sサウンド」ーー“鳥羽一郎の息子”という枷から脱却なるか?

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 木村竜蔵というアーティストをご存知だろうか。この名前を聞いてピンとくる音楽ファンはまだ少ないかもしれないが、もしかしたら「演歌歌手・鳥羽一郎の息子」と聞いて「テレビで観たことがあるかも?」と思い出す人も多少はいるのでは。過去には『さんまのスーパーからくりTV』や『中居正広のミになる図書館』などといったテレビのバラエティ番組にも出演しており、そこで歌声を耳にしたことがある方もいるだろう。

 木村竜蔵は1988年生まれ、現在26歳の男性シンガーソングライター。先に書いたように鳥羽一郎の長男として幼い頃から音楽やエンタテインメントの世界に触れてきた彼は、10代の頃から音楽活動を開始し、2012年9月にメジャーデビューを果たしている。これまでに2枚のミニアルバム、1枚のシングルを発表しており、昨年夏には鳥羽一郎やルースターズのメンバーらとともに『FUJI ROCK FESTIVAL '14』への出演を果たした実績を持つ。

 そんな彼が、今年6月3日に初のフルアルバム『碧の時代』をリリースした。発売から1カ月以上経ったものの、残念ながら現在まで大きな話題になる機会が少ない。実はこのアルバム、80年代をリアルタイムで知らない世代の彼が「80'sサウンド」をキーワードに、さまざまな実力派アーティストをプロデューサーに迎えた渾身の1枚なのだ。

 アルバムでは堂島孝平、奥野真哉(SOUL FLOWER UNION)、木暮晋也(HICKSVILLE)、AZUMA HITOMIがそれぞれ各2~4曲ずつ、木村が書き下ろした楽曲をプロデュース。リアルタイムで80年代のど真ん中を突き進んできたベテラン世代から木村と同年代の気鋭アーティストまで、それぞれがイメージする「80'sサウンド」が表現されており、非常に聴きごたえのある作品集に仕上がっている。

 またアルバム発売に合わせて、木村は「実際には80年代を体験していない彼が、当時の音楽を軸にファッションやアートまで、オリジナリティーに溢れ、現在へと繋がる様々なカルチャーを生み出した“80's”を探求・再検証」というテーマの“WEBマガジン”『碧の時代 〜88年に生まれて〜』(http://kimuraryuzo1988.tumblr.com/)をスタート。木村が80年代を知る著名人にインタビューする「教えて80's」、プロデューサー陣との対談企画「80'sサウンドレシピ」、80年代の名曲のカバー動画を公開する「ベストヒット80's」などのコンテンツがは、アルバム『碧の時代』をより深く楽しむために重宝する副読本的役割を果たしてくれる。そしてこれらのコンテンツを通じて木村のパーソナリティを知ることができるだけでなく、「80年代とはなんだったのか?」を本人と一緒に探っていくことができるのだ。

     
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