>  > スチャダラパーが語る、ヒップホップと“味“

6年ぶりオリジナルアルバム『1212』インタビュー

スチャダラパーが語る“味”ありきのヒップホップ論「カッコよくするだけだったら誰でもできる」

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 2015年にデビュー25周年を迎えるスチャダラパーのニューアルバム『1212』が、スチャダラパーとSPACE SHOWER MUSICによる新レーベル「ZENRYO RECORDS」から1月28日にリリースされる。同作は、2009年リリースの『11』以来、約6年ぶりとなるオリジナルアルバム。新曲群に加え、チャットモンチーとのユニット“スチャットモンチー”による「M4EVER」や、清水ミチコとの共作曲「Off The Wall」、ロボ宙とかせきさいだぁを迎えた「ワープトンネル」など、インディーズ活動の中で自主制作盤として発売した楽曲からピックアップしたものが収録されている。今回リアルサウンドでは、スチャダラパーにインタビューを実施。聞き手には、10年ぶりのスチャダラパー取材という音楽評論家の小野島大氏を迎え、インディーズ活動を通して味わった体験やスチャ流ヒップホップのあり方、今後の展開などを語ってもらった。

「僕らはクール・Jみたいな正統派じゃない。お笑い芸人の次、スペースシャワー的な(笑)」(Bose)

Bose:お久しぶりです(笑)。

ANI:ご無沙汰してます(笑)。

ーー(笑)ご無沙汰してます。取材という形でお会いするのは『The 9th Sense』(2004)の時以来だから、10年ぶりですよ(取材日は2014年12月29日)。

Bose:お互いまだやってるのが間違ってるよね(笑)。お互いやめてないっていう怖さ(笑)。だってライター歴何年なんですか?

ーースチャの活動歴と同じぐらいですよ。

Bose:ですよね。25,6年ってことですよね。怖くないそれ?(笑) 絶対そんな風に(それだけ長いこと続けるとは)思ってなかったじゃないですか。

ーーお互いね(笑)。

Bose:(そんなに)やってるはずないって思ったもん。

ーーねえ。まあ私は日々食っていくので精一杯ですけど(笑)。

Bose:それはお互い様ですよ(笑)。

ANI:同じく!ですよ(笑)

Bose:ラッパーだってさ、始まったあとどういうフィニッシュがあるのかわからないじゃん。

ーーロールモデルがないもんね。

Bose:ないもん。

ANI:豪邸?

Bose:いやいや。LL・クール・Jとかは司会やってるじゃんね。

ーーああ、グラミー賞とかね。

ANI:すっげえうまい。

Bose:上手だよね、ちょっとウィットに富んだことを言いつつ…。

ANI:「最高だぜ!」みたいにうまく持ち上げて。

ーーでもBoseも司会の道を着々と歩んでるじゃないですか(フジテレビ系『ムチャブリ!スタンパー』)。

Bose:いませんよっ!それに僕らはクール・Jみたいな正統派じゃないからね。お笑い芸人の次というか。スペースシャワー的な(笑)。

ANI:よくお似合いっていう(笑)(注:スチャダラパーの新作のレーベルはスペースシャワーネットワーク)。

Bose:CSだとのびのびできるっていう(笑)。

ーーでもスチャは結成以来27年、全然スタンスを変えないでやってるでしょう。それはすごいと思いますけど。

Bose:いやあ…(浮かない顔)。

ANI:本人たち的にはスタンス変えていきたいと思ってるんですけどねえ。

ーーあ、思ってるんですか。

ANI:思ってますよ。

ーーどういう風に?

SHINCO:昼の帯でラジオ。

ANI:くくくく(笑)。

Bose:それ、あんまりスタンス変わってないから(笑)。

ANI:もうちょいなんか…。

Bose:売れる売れない的な?

ANI:うん。

Bose:たとえばさ、ライヴ年間100本やるミュージシャンになる、みたいな。そういう道にいってもよかったんだけど、なんかそっちにならなかったですねえ。

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