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バニラビーンズ『有頂天ガール』インタビュー

バニラビーンズ・リサが語る、音楽への向き合い方「ライブの感動を、内に秘めてたらもったいない」

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左、レナ。右、リサ。

 バニラビーンズが11月11日、新シングル『有頂天ガール』をリリースした。表題曲は、郷ひろみ「2億4千万の瞳」やフィンガー5「学園天国」、ラッツ&スター「め組のひと」の作曲で知られる作曲家・井上大輔が、80年代当時にWink用に書き下ろした未発表楽曲で、今回バニラビーンズの歌唱によって初めてリリースされる。

 メンバーのリサは、TBSラジオの音楽番組『高橋芳朗 星影JUKEBOX』(2013年4月7日〜2014年3月30日)へのレギュラー出演などで、熱心な音楽ファンとしても知られていることから、今回、リアルサウンドでは彼女に自身の音楽観をたずねるインタビューを実施。音楽にのめり込むことになったきっかけから、ロック好きでありつつアイドルとして活動することへの考え方、さらには新曲の仕上がりについてまで、じっくりと語ってもらった。聞き手は、音楽雑誌を中心に活躍する編集者の上野拓朗氏。(編集部)

「ビートルズよりもキンクスのほうが好きだった」

――リサさんが音楽を熱心に聴くようになったきっかけは?

リサ:母親がザ・ビートルズを好きで常に家で聴いていたっていうのもあるんですけど、中学生の頃にザ・キンクスってバンドを知って。そこからですね。「ユー・リアリー・ガット・ミー」のイントロは知ってましたけど、それがキンクスの曲だと知って超カッコいい!って。みんなビートルズがいいって言ってるけど、私はキンクスのほうがいい!って。それをきっかけに、いろんなCDを買って聴いてみたり……っていうことが始まりました。

――中学校の同級生はどんな音楽を聴いていたんですか?

リサ:当時はテレビドラマの主題歌がトップ10に入ってるような時代だったんですよね。洋楽だとブラック・アイド・ピーズが流行ってたかな。私は一時期、なぜかグッド・シャーロット好きだったことがあって、それは高校生の頃だったんですけど、なんで好きだったんだろう? 覚えてないですけど、たぶんどこかで耳にしてカッコいいと思ったのかもしれない。

――リサさんの口からグッド・シャーロットの名前が出てくるとは!

リサ:みんな一瞬、寄り道するんですよね(笑)。やっぱりグッとくるんです。そういう意味では、中学生の時はブラック・アイド・ピーズやスウィートボックスも好きで、ずっとそればっかり聴いてました。あれは何なんでしょうね? その熱はあまり持続しないけど、自分の中に意外と深く刷り込まれてる。イントロを聴いた瞬間、「ハッ!」って。

――(笑)僕の場合は80年代後半のボン・ジョヴィやデフ・レパードとかが、そういう存在になりますね。中学生の頃、ほぼ毎日聴いていた時期があったのに、1年くらい経って聴かなくなってしまった。

リサ:そのあと追わないんですよね(笑)。

――はい。でも、どこかでイントロを耳にするとすぐわかります。

リサ:そういう意味で最近また熱が走ったのが、GLAYさんで。この前の「GLAY EXPO 2014 TOHOKU」も行ったんですけど、めちゃくちゃカッコいいなって。中学生の時に聴いてたんですけど、大人になった今、改めてその歌詞を見てみると、世界観がキレイで素敵なんです。昔も今も活動をずっと続けていて、そのカッコよさが色あせないっていうのは、すごいことだと思います。

――話を戻しますけど、キンクスを聴いている時、周りにそういう音楽を聴いている友達は誰かいたんですか?

リサ:いなかったです。だから、音楽の話は友達とはしたことがないですね。高校生になって怒髪天とか聴くようになったんですけど、そういう話も友達としたことはないです。当時はライブにも行ってなかったので、CDを買ってきて家でひとりで聴く……みたいな。あとYouTubeが流行り始めた頃で、ライブ映像ばかり見てました。思い返すとヘンな高校生ですね(笑)。ちょっと怖い。

――(笑)将来は音楽の世界に進みたいとか、そういうことは考えなかったですか?

リサ:音楽をお仕事にしようと思ったことはなかったですね。ファッションも好きなので、海外に行ってファッションで仕事をしたいなって思ってました。

――じゃあ、音楽は本当に自分だけの楽しみって感じだったんですね。

リサ:はい。あとはラジオとか……超ネクラですね! やっぱり怖い(笑)。深夜ラジオが友達みたいな感じで、ラジアンリミテッドやJUNK、オールナイトニッポン、ほとんど聴いてました。当時は爆笑問題のJUNKを聴いてる人がこの世の中にいるなんて思ってなかったんですよ。私ひとりだけが聴いてるんだろうって思っていたら、最近になって同じようなリスナーさんが実は周りにいっぱいいました(笑)。

――(笑)そんな学生の頃、どんな大人になるんだろうなぁって思ってましたか?

リサ:OLには絶対にならないだろうなって思ってました。毎朝、同じ時間に起きて同じ電車に乗って、同じところに行って同じ時間に帰るみたいな生活は、私は絶対しないだろうなってなんとなく思っていて。だから、大学に行く時も、学部は芸術学科だったんですけど、映画とか音楽とか舞台とか全部が学べる学科だったので、迷わずそこに行きましたね。私は絵画が好きで、西洋絵画を大学では専攻してたんですけど、映画も舞台もその時に一気に学べたので。

     
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