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2014年V系シーンの展望――ジャンルの壁の打破、そしてジャンル自体の底上げを

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ヴィジュアル系
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 X(JAPAN)のブレイク以降続出した、音楽のジャンルに統一性は無いけれど、メイクや衣装もふくめた総合的なステージングに重きを置いているバンド群の総称として誕生した「ヴィジュアル系」。

 人や世代によって定義はバラバラだし、観客からはそう思われていてもそれを否定するミュージシャンもいたりで「取り扱い注意」な言葉であるものの、なんだかんだいってこの20年以上この言葉もバンドも浮き沈みはあれど廃れずにいる奇妙なジャンルである。

 ゼロ年代以降は積極的に海外公演を行うバンドも増えて、国内のライブでも動員数十人規模のインディーズバンドでも外国人のファンの見かけることは多いし(あの人達は一体どうやって情報を得ているんだろう…)、昨年筆者が取材に入ったヴィジュアル系ライブイベントに観光庁の人間が視察にきていたという話もあり「日本文化」としても認知されている様子ではある。

 さて、そんなヴィジュアル系の「今年の展望」だが、シーン内で起きている2つの現象に注目したい。ひとつめは「ジャンルの壁を越える」ということ。冒頭でも述べたように元はジャンルレスのバンド群に与えられた言葉だったはずの「ヴィジュアル系」だが、20年以上経てばシーンも成熟し、それそのものを「ジャンル」として認識、言及するミュージシャンも増えている。そこには「現在のシーン」に対して疑問を呈し「ジャンルの外」に出て行くことを強調するケースは少なくない。

     
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