米防衛テックAnduril創業者はコスプレ好きオタク? パーマー・ラッキーのふたつの顔

パーマー・ラッキーという人物をご存じだろうか。昨年12月に日本法人を設立したことでも話題となっている米防衛テック企業アンドゥリル・インダストリーズの創業者である。今年7月に出た報道によれば、アンドゥリルが現在進めている資金調達で増資に成功すれば、企業評価額は1000億ドル(およそ16兆4000億円)に達する。これは伝統的な防衛大手のロッキード・マーチン(約1340億ドル)やゼネラル・ダイナミクス(約1050億ドル)の時価総額に迫るものだという。
そんなラッキー率いるアンドゥリルだが、創業はわずか9年前の2017年、ラッキー自身も1992年生まれの33歳という若さだ。いや、これだけでは彼の早熟ぶりを説明するには不十分である。そもそもラッキーは、VRヘッドセット「オキュラス・リフト」の開発で知られるオキュラスVRを2012年に弱冠19歳で立ち上げ、2年後には同社をフェイスブック(当時)に20億ドルで売却したVR業界の“神童”でもあったからだ。
VR業界から転身して新しく取り組んだ防衛テック事業も急成長を見せ、ますます注目が集まる若き大物・ラッキー。では、彼はいったいどんな人物なのか? 本記事では彼が持つ“ふたつの顔”を簡単に紹介したい。
アキバ好きのオタクで美女と並んでコスプレ
まず、ラッキーを語るうえで欠かせないのが、彼が親日家でありゴリゴリのオタクでもあるという点である。たとえば昨年12月に在日アメリカ大使館が公開したYouTube番組では、トレードマークのアロハシャツを着流しながら、大使館の報道官補相手にノリノリで秋葉原の街を案内している。オキュラスVR時代は仕事の関係で日本で過ごす時間も長かったらしい。
お気に入りのアキバを歩くラッキーのトークは絶好調だ。いわく、「アニメのフィギュアは1500体くらいコレクションしていて、家の壁一面に並べている」「ポケモンのギャラドスが好きなので必然的にコイキングも好きで、アキバで売っている(鯛焼きならぬ)コイキング焼きもよく食べる」「もし日本に引っ越すなら、アキバの電気街が見渡せる場所に住みたい」などなど……。
ラッキーのオタクぶりはオキュラスVR時代から有名で、2014~17年ごろに日本のゲームメディアやテックメディアがインタビューした記事も数本残っている。
好きなアニメは、VR開発にも影響を与えたという『ソード・アート・オンライン(SAO)』『.hack』『攻殻機動隊』から、VRとは直接関係ない『デスノート』や『コードギアス』に至るまで。なかでも『SAO』はちょうどVR開発のためのクラウドファンディング期間中に放送されていたとのことで、大量の知り合いから「『SAO』ってアニメ知ってる?」と連絡がきて見はじめたというシンクロぶりだったそうだ。
さらに、ラッキーはコスプレ好きとしても知られる。どんなコスプレをしているかは画像を見てもらったほうが早いだろう。
パーマー・ラッキー(@PalmerLuckey)とニコル(@NikkiMoxxi)、相変わらずだった☺️
▼#Oculus 創業者「東京にVRの研究所を検討」 「Re:ゼロ」コスプレ姿で語るhttps://t.co/j90R6x8zpN#例のプール #HanazonoRoom pic.twitter.com/0zaknG0AFQ— Ken Sugar 🌏 (@ken_sugar) September 22, 2017
ビキニ姿である。これは『Re:ゼロから始める異世界生活』の登場人物・レムのコスプレとのこと。ちなみに隣でほぼ同じ格好をしている女性はコスプレイヤーのニコルさん。ふたりはこの投稿があった2017年の時点ですでに長年の付き合いであり、19年にはめでたく結婚したという。ラッキーはリア充オタクドリーム(?)を体現した男でもあるのだ。
ここまでを見ると、天才テック起業家×ハッピーなオタクという、羨ましい以外はとくに害のない男にも思える。しかし冒頭でも紹介したとおり、彼は急成長をとげる防衛テック企業の創業者でもある。






















