“おバカタレント”から起業家へと転身したスザンヌ 『Adobe Acrobat』と出会うことで再発見した「理念」とは

かつて“おバカタレント”として知られたタレント・スザンヌ。そんな彼女が、芸能活動にくわえて、一児の母・大学生・起業家・YouTuber・モデルなど、さまざまな顔を併せ持つマルチタレントになっていることをご存知だろうか。
高校への復学や大学への入学といった学び直しを経て、2023年に個人会社と共にアパレルブランド「yama」を設立。さらに2025年には旅館「KAWACHI BASE-龍栄荘-」を開業し、今や立派な経営者として、多忙な日々を送っている。
そんなスザンヌが日々向き合っているのが「大量の書類」だ。育児に関する書類、会社の決裁書、芸能活動でのアンケートや企画など、スザンヌのもとにはたくさんの書類が舞い込む。それらの書類を確認・管理するだけでも一苦労なため、人の手を借りてなんとか対応しているのが現状だという。
そこで今回は、スザンヌにアドビの『Adobe Acrobat』の「AI アシスタント」や「PDF スペース」を活用した、“書類に関する時短テクニック”を体験してもらった。日ごろの忙しさから「インプットが不足しがち」だと悩みを明かしたスザンヌ。『Adobe Acrobat』を活用することで時間の使い方はどのように変化するだろうか。(編集部)
19歳で芸能界へ、“おバカタレント”から起業家への転身

——スザンヌさんといえば、やはりフジテレビで放送されていた『クイズ!ヘキサゴンII』での大ブレイクを思い出す方が多いと思うのですが、そもそもどんな経緯で芸能界へ足を踏み入れられたのでしょうか?
スザンヌ:一番最初に芸能のお仕事に携わったのは、中学生ぐらいの時です。地元の熊本と福岡でやっているモデル事務所があって、その事務所の方に、熊本でスカウトしてもらって入ったのがきっかけでした。本格的に芸能のお仕事をすると決めたのは、19歳ぐらいの時です。上京することを誰にも言わずに、事後報告で伝えたんです。
東京で住む家も決めて、事務所も決めて、最後に親の承諾のサインをもらわないといけないところで初めてお母さんに「こういう家にしたから、契約書にサインをください」って伝えて(笑)。
——すごい。反対はされなかったんですか?
スザンヌ:母は、私がすごく頑固なのを知っていたので、全然反対はされなかったです。「いつでも帰ってきなさい」と、むしろ背中を押してくれた……という感じでした。
——そこからタレントとして一気にブレイクして、ご結婚、ご出産を経て、離婚後に熊本へふたたび生活の拠点を移した、という流れですよね。ただ、そこからむしろ活動の幅は広がる一方でしたよね。タレントやモデルなど芸能のお仕事に取り組みつつ、一児の母、大学生、起業家、そしてYouTuberとしても幅広く活動されています。相当にお忙しいのではないでしょうか……?
スザンヌ:もちろん忙しい時もあるんですけど、やりたくてやっていることだから、忙しい反面、楽しいと思うことの方が多いですね。スケジュールの面で大変なこともあるけれど、進みだしたら止まらないって感じですね。
——ものすごいバイタリティですね……。どれか一つでも大変なことなのに。
スザンヌ:もちろん、最初から上手くいっていた訳じゃなくて、大変な時期もありましたよ。高校や大学に行き始めたばかりの頃は、子どもがまだ小学校の2~3年生とかで小さかったので……。
私自身も、他の人と変わらない「初めての大学生活」だったので、レポート提出の時期になって、どれぐらいの時間で完成するかの目処も見えていなくて。このぐらいで終わるだろう、と見積もっていたことがなかなか終わらない、みたいなこともありました。しかも、同じ時期に子どもが熱を出したり……。
そうなった時に、子どものことを見てあげられるのは自分しかいないし、レポートを出せるのも自分しかいないから、大変で。そのペース配分や、スケジュールの立て方は、最初の頃は苦労しましたね。
——学業と並行する形で2023年には個人会社、アパレルブランド「yama」を設立。さらに2025年には旅館「KAWACHI BASE-龍栄荘-」を開業しています。ちょうどオープン1周年を迎えましたが、この1年はどうでしたか?
スザンヌ:初めてのことばっかりだったので、最初は戸惑うことも多かったです。けれど、河内町の近所の皆さんに助けてもらったりとか、宿泊してくれたりカフェに遊びに来てくれたりするお客様に支えられて、どうにか1周年を迎えられました。
やっぱり、1年目は「スザンヌが経営している旅館」ということで来てくれるお客様も多かったかなと思うんです。けれど、2年目3年目は「私がいるから」だけじゃなく、河内町とか龍栄荘自体の魅力で選んでもらえるような、そんな場所にしたいなとも思っていて。それに向けて、またみんなで力を合わせてやっているところです。
——ご自身の知名度に依存しすぎないような経営を目指すと。
スザンヌ:はい。とはいえ、全くなくすのではなくて、バランスを考えながらじっくり取り組んでいきたいと考えています。実は2月1日から新しくパン屋さんをオープンすることになったんですけど、売る予定のピザの名前を「ピザンヌ」にしちゃってますし(笑)。
さまざまな書類に翻弄される日々
——子育てについても改めて振り返っていきたいのですが、お子さんが小学校に通い始めてからは、やはりいろいろな変化があったと思うんです。たとえば学校からの“おたより”など、配られるプリントがすごく増える、というのはよく耳にしますね。
スザンヌ:まさにそれで、やっぱり小学校に入ると紙の書類は増えますね……。しかも、お手紙をもらったはずなのにないって言われちゃったりもするんですよ(笑)。「ないわけないじゃん!」と思って探したら、くしゃくしゃになった大事な書類がランドセルの奥底から出てきて、全然期限も切れちゃってて……みたいなことは“あるある”です。もう一度書類を先生にもらってきてもらって、記入したら「絶対に渡してね」って念を押して言うこともしょっちゅうありました。
今はオンラインのアンケートとかもあったりするんですけど、特に大事なことはまだ紙の書類で渡されることも多いんです。しかも、そういう書類に限って提出する日が決まっていて、それを忘れないようにしないといけないから、気を遣いますね。全部データでもらえたら解決するのにな、と思うこともあるぐらいです(笑)。
——中学生になったらまた書類が増えそうですね。
スザンヌ:最初の方が特に増えそうですよね。新しいことが始まったり、部活だったり……また手書きの書類にまみれそうです。今も冷蔵庫に沢山の書類をマグネットで留めているぐらいなのに(笑)。
——スザンヌさんご自身の学業のところでいうと、高校・大学はデータが多かったですか?
スザンヌ:そうですね。私の場合はオンラインで授業を受けることが多かったので、基本的にはデータでいただくことが多かったです。でも学校の成績表みたいな、一番見たい書類は基本的に紙で、しかも一応大学生ってことで私じゃなくて親に送られるんですね(笑)。
成績表以外に、それこそ学費を支払うための書類も紙で、親に送られちゃうのは少し焦りました。期限が決まっているもので、支払うのは自分なので「絶対にこのぐらいのタイミングで送られてくるから、受け取ったらすぐちょうだいね」と念押しをしておいたり……。
——保護者に送ることになっているんですね(笑)。
スザンヌ:そんな感じみたいで。お母さんが熊本で「キャサリンズバー」というスタンドバーのお店をやっているんですけど、なぜかそこに私の成績表が張り出されています(笑)。
——成績表が張り出されているというのは、ちょっと恥ずかしいですね(笑)。今年の3月で卒業を迎えるタイミングかと思いますが、お仕事を複数抱えながらの卒論はかなり大変だったのでは?
スザンヌ:大変だったけれど、個人的にはいい機会にもなりました。卒論では芸能活動と龍栄荘の旅館業について、それぞれのお仕事がどう刺激しあってるかみたいな、ざっくりと言うとそういうテーマで書いたんです。私自分も伝えたかったことだし、これまでの活動がどう実を結んでいるのか、照らし合わせてみたかったことなので、楽しみながらできたかなとは思います。
思い返す部分も多かったし、あ、こういうことあったなとかって思い出しながら書けたかなと思います。客観的に自分のやってきたことを見る機会って、なかなか無かったので、この1年間の振り返りという意味でも、取り組んでみて良かったです。
——それこそ経営の部分でも、大量の書類を扱われるのかなと想像するのですが、このあたりはいかがでしょうか?
スザンヌ:郵送やファックスで送ってきてくださる方もいるし、企画書などをPDFデータで送ってもらうにしても「LINE」などでもらっていると見返したいときに期限切れになってしまうので、なるべくどこか別の場所に保存するようには気をつけています。
——事業がどうなっているか、収支や予算に関する重要な書類にくわえて、決裁書類みたいなのもあったりもするんですか?
スザンヌ:ありますね。毎日いろいろな書類が入ってくるので、週に1回はそれを確認する日を設けて、専務がまとめてくれたものを見るようにしています。この日この時間にどうしても見ないといけないものは先に見ることもあります。
——そこもある程度はアウトソーシングされているんですね。ただ、その分後から「どこに送られてきてたっけ?」となったり、「あれって今どこまで進んでいるんだろう?」となることもありそうです。
スザンヌ:あります。そういう時はもちろん見返したりするんですが、肝心の書類がどこに保存されているかわからなくなってしまうことも多くて。それで結局担当者に電話して「あの話って、どの事業の話だったっけ?」と尋ねるみたいなアナログなことをしてます。
——いろいろなことに追われる日々を送る中ですが、スザンヌさんは「時間が足りない」と思う瞬間はありますか?
スザンヌ:そうですね。やっぱり、「もうちょっと時間があったらしたいこと」というのはたくさんあります。今、これ以上仕事が増えたらどうにもならないだろうな、という感じで動いているので、アウトプットするだけでなく、他の旅館に泊まりに行って勉強したり、パン屋さんを巡ってみたり、インプットの時間も増やしたいですね。
























