最新スマホで『トヨタアリーナ東京』内覧会レポート 次世代アリーナが見せた“未来の観戦体験”とは

次世代アリーナが見せた“未来の観戦体験”

 2025年10月3日、東京・お台場の青海エリアに新たなランドマーク「TOYOTA ARENA TOKYO」がついに開業する。かつてトヨタが提供していたクルマのテーマパーク「MEGA WEB」があった思い出の地に、最新鋭の多目的アリーナが誕生。

 8月28日に開催されたメディア向け先行内覧会を通じて、この施設が持つ可能性を肌で感じることができた。一言で言えば、「これからのエンターテインメントの形」をまざまざと見せつけられる体験だった。

TOYOTA

 

 

 ちょうど手に入れたばかりの『Nothing Phone (3)』がデザイン性と共に写真性能も尖っていたので、撮って出しの美しいアリーナの写真と共にレポートしたい。『Nothing Phone(3)』もアリーナもデザイン性が抜群。スマホのレビューは別途掲載予定だ

1万人を包み込む、新時代のアリーナ誕生

 まずは施設概要から。収容人数はバスケットボール試合時で約1万人、コンサート時は約8,000人。地上6階・地下1階建て、敷地面積は約27,000㎡、延床面積は約37,000㎡という大規模施設だ。B.LEAGUEのアルバルク東京のホームアリーナとして使われるほか、コンサートやビジネスイベント、eスポーツイベントにも対応する多目的アリーナとなる。

TOYOTA

 アクセスは、りんかい線・東京テレポート駅から徒歩6分、ゆりかもめ・青海駅から徒歩4分。羽田空港からのアクセスもスムーズで、全国から人が集まる舞台にふさわしい立地だ。

どこに座っても特等席 革新的オーバル設計の迫力

 メインゲートをくぐるとアリーナ内のメインビジョンが目に飛び込み、すぐに非日常空間に没入できる設計になっている。

TOYOTA

 そんな3Fスタンドからの景色は壮観。楕円(オーバル)型のスタンド構造は「観戦体験」へのこだわりから生まれた。全ての観客席がアリーナ面に正対し、どこに座ってもコート全体を見渡せる。かつてアルバルク東京がホームとしていた国立代々木競技場第一体育館の2階最前列が、このアリーナの上層階最後列に相当するという近さだ。

TOYOTA

 視線を下げて1Fへ降りると、途端に臨場感が増す。選手の息づかいやボールの音が目の前で響く感覚は圧倒的だろう。全座席には耐久性と意匠性に優れたレザーシートとクッション仕様が採用され、3時間を超えるような観戦でも負担がかかりにくく、徹底した“おもてなし”を感じた部分だ。

TOYOTA
TOYOTA

大切な人と楽しむVIP体験、家族で安心の観戦空間

 体験できた「テラススイート」はまさに特等席! 観客席東側2階に設けられた全6室のVIPルームで、アリーナ面側に広い観戦空間、奥に個室を配置。6室すべて異なるデザインで、大切な人を招待して一緒に観戦できる贅沢さは格別だ。単なる試合観戦ではなく、“ひとつの時間を共有する場”に格上げしてくれる。

TOYOTA
TOYOTA

 ファミリールームも秀逸だった。親はコートを見ながら、子どもはすぐ後ろのプレイルームで遊べる。これなら子連れでも気兼ねなく観戦できる。

TOYOTA

食べ歩きで広がる楽しみ 驚きのクオリティの“スタジアムグルメ”

 館内はぐるっと一周できる構造になっており、試合の前後や合間にも気軽に飲食を楽しめる。全10店舗の常設グルメショップが各フロアに配置されており、雰囲気も多様。スタジアムグルメにありがちな“お腹を満たすだけ”の存在ではなく、観戦体験を豊かにする場としてデザインされている印象だ。

TOYOTA
TOYOTA

 内覧会では各店舗の試食メニューも用意されていた。驚いたのはそのクオリティだ。どの店も素材や調理にこだわりが感じられ、まるでレストランの料理をつまんでいるようだった。さらに、アルバルク東京や協賛企業とコラボした限定メニューがあるのもファンには嬉しい。

TOYOTA
応援しながらその場でしか食べられない一皿を味わえる。これこそ“ライブ感”だろう
TOYOTA
ルーレットで酒を奢る人を決定! Nothing『Phone(3)』とアリーナの相性は抜群

遊びとサステナビリティが融合する屋外空間

 屋外4階には「adidas SPORTS PARK」があり、バスケットコート1面分の広さとゴールが常設されている。来場者同士で軽くシュートを楽しめる開放的な空間となっており、ストリートバスケの聖地となる予感。

 さらに屋上には国内アリーナ最大規模の太陽光パネルが設置されている。年間約310MWhを発電し、消費電力の約5%を賄うという。太陽光を取り込み、実際にアリーナを支えている様子は迫力があり、「ここから未来のエネルギーが生まれているのだ」と実感させられる。

TOYOTA

 また、内覧会当日は多くのメディア関係者が訪れていたが、動線がしっかりと設計されているためストレスを感じることはなかった。メインゲートから各フロアへのアクセスも分かりやすく、イベント特有の“大混雑”に悩まされずに済むのはありがたい。障がい者やパラアスリートとのワークショップを経て設計されたユニバーサルデザインも随所に取り入れられている。

こけら落としはOfficial髭男dism!期待高まるライブ公演

 そして10月11日・12日にはOfficial髭男dismによる音楽ライブこけら落とし公演が決定。新しいアリーナでの音響・照明が、人気バンドのパフォーマンスをどこまで高めてくれるのか。

 すでに年内の稼働率はほぼ100%が確定しており、想定を上回る利用申し込みが寄せられているという。

東京から世界へ カルチャー発信拠点としての可能性

 TOYOTA ARENA TOKYOは、最新鋭の設備とホスピタリティ、そして都市型エンタメ施設としての回遊性を備えた、まさに“次世代アリーナ”だった。こだわりが随所に感じられ、スポーツも音楽も、ここで体験することで新しい価値に変わる。

TOYOTA

 かつて「モビリティの体験型テーマパーク」として多くのクルマ好きに親しまれた「MEGA WEB」の跡地が、最新のアリーナに生まれ変わる。トヨタグループの技術力と、スポーツエンタメへの情熱が融合したこの場所から、新しいカルチャーが生まれていく予感がした。

ギア感満点のミラーレスカメラ『OM-5 Mark Ⅱ』を相棒に、7代目ダイハツ『MOVE』で横須賀ドライブ!

アウトドア向けミラーレスカメラ『OM-5 Mark Ⅱ』と7代目ダイハツ『MOVE』を相棒に、横須賀ドライブを楽しんだ記事である…

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる