サラリーマンの日常を描く動画、なぜ続々と話題に? 注目チャンネルから人気の理由を紐解く
「サラリーマンな日常【あるある】」というチャンネルが、たびたびYouTubeの急上昇にランクインしている。これまで学校を舞台にしたエンタメ動画が人気を集めてきたのだが、なぜ会社員の日常にフォーカスしたコンテンツに注目が集まるようになってきたのか。今回は「サラリーマンな日常」をはじめ、サラリーマンにフォーカスしたエンタメ動画が話題になっている理由を紐解いてみたい。
「サラリーマンな日常【あるある】」(登録者数31万人/2025年6月6日時点)は、架空のブラック企業を舞台にしたドラマ仕立ての動画で人気のYouTubeチャンネル。監修を野球部を舞台にしたエンタメコンテンツで人気を集める「あめんぼぷらす」のおまつこと松井尚斗氏が担っており、100万回再生を超える人気動画を量産している。6月1日に投稿した動画では、営業部に所属する米田が本社配属の契約ノルマ達成まであと1本というところで夢破れるも、予想外の栄転で送り出される様子を描き、YouTubeの急上昇にランクインした。
もともと米田というキャラクターはポンコツで、ときには大型契約の手付金をなくし、上司や通りすがりのランニングマンにくってかかるといった愚行のほか、ミスを新卒社員になすりつけて同じ支社で働く社員全員から嫌われるなど、ツッコミどころ満載の人物。1本目の動画公開から2年以上経つなかで、ポンコツから支店のエースにまで成長したのだが、今回の動画では、米田役の俳優・小野原幸一が同チャンネルから卒業することが発表されたのだ。これまでチャンネルの実質的な主人公といえる米田を演じてきた小野原の卒業には、「本気で応援する事もあったし本気でイラついて嫌いになることもあった」「リアルで共感できて心の支えになっていた」などのコメントが書き込まれ、その演技に称賛の声が寄せらている。




















