魔法みたいに簡単! 超小型調理家電で絶品『バターチキンカレー』作り

大西哲也の家電でクッキング

 この春から入学や入社などで新生活を送る方も多いだろう。特に一人暮らしをする人に大切になってくるのが「食」だ。かつて一人暮らしの調理が面倒でついつい、インスタントな料理に流れがち.......という感があったが、それも今や昔。

 現代では調理家電の進化は目覚ましく、例え一人暮らしでも手間なく、あるいは本格的な調理ができるようになってきた。

 そんな最新調理家電を登録者は約45万を超えるCOCOCOROチャンネルのYouTuberで、複数の料理本なども執筆、講演などでも活躍しているクッキングエンターテイナーの大西哲也氏がレビュー&使い方を伝授。調理家電の現在地から、おっと驚くレシピまでお届けする新連載。第1回はエレコムの『マグカップ型電気なべ Cook Mug plus』を使ってみよう!

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 まず取り出したるは3つの調理家電。PC周辺アイテムなどでも知られている同社は近年、家電部門に力を入れているとか。「実は既にホッタラポット、Cook Mugという商品が出ているのですが、サイズや機能を丁度いい感じに進化させたのがこの、Cook Mug plusになんです」と大西氏。

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 両者の機能やサイズ感の良いところ取りをしたのが『Cook Mug plus』で、キッチン周りだけでなくオフィスのデスクに置いて使うことも可能だという。「オフィスで温かいお茶がいつでも飲めるのも利点ですが、料理好き男子の私としてはそこを更に進化させたい。お昼にこのCook Mug plusで調理し、出来たてのものを食べられるようにしたいなと。これからの新生活で自宅はもちろん、オフィスで昼食も作れるぞ!というのが今回の裏テーマです」

 という訳で取り出した食材と共に明かしてくれたのが、今回のメニュー。大西風、調理家電で出来る『バターチキンカレー』だ。

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 「食材はちょっとしたスーパーで手に入るレベルです。鶏もも肉、カット玉ねぎ、バター、トマトジュース。後は調味料として塩、砂糖、カレー粉。これ位です」

 実にシンプルだ。調理時間は20分〜30分ほど、しかも包丁不要でカットする必要もないという。それだけ? と見てる方が呆気にとられるほどだが、大西氏はニヤリと笑いながら、論より証拠とばかりに調理開始。

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 「Cook Mug plusはマグ状の本体と蓋がセットになっていて、ボタン操作は本体下部をタッチするだけと簡単です。お湯を沸かしたり、煮込んだり、レトルトパウチを温めるなどの6つモードがあるので基本的には選択するだけですが、手動で細かい操作も可能です」とのことだ。

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 まずは容量500mlのマグにバターをひとかけ(約10g)程を入れ、トマトジュースを約100ml注ぐ。そこに鶏もも肉、カレー粉や塩、砂糖を入れる。砂糖? と思いがちだが「簡単調理で玉ねぎをしっかり炒める工程がないため、炒めた玉ねぎの甘さを補うために砂糖を入れるというのがポイントです」と、この調理法ならではのコツを教えてくれた。

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 本体下部のスイッチで「煮込むモード」をオン。「設定時間は20分ですね。すぐに加熱が開始されます。10分程したらたっぷりいれた玉ねぎがしんなりしてくるのでスプーンでかき混ぜて、後は煮込むモードのまま火力設定を弱のL1にしてそのままです」。

えっ、これだけ?とスタッフがあっけにとられるほどシンプル。

 「仕事の合間、例えばメールチェックとかしてる間にできちゃう。何より小さいのが良いですよね。キッチンが狭いお家でもキッチンにひとつあるだけで、コンロがひとつ増えたぐらいの働きをしてくれますよ」

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 などと話している間に煮込みは進み、気がついたら完成だ。「ほら、簡単でしょ。スーパーどころか、近所のコンビニで食材調達して放り込んだらできてしまうんです」。大西氏が蓋を開けるとカレーの良い匂いが漂ってくる。

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 器に盛り付けたら完成。実食タイムだ。自分で作って試食するのは気恥ずかしいと言いつつもスプーンで一口。「いかがですか?」と問うスタッフに。「いや、これは我ながら良くできた笑。というかこの調理家電が良くできてる。しっかり煮込まれてて、味も染み込んでる」と自画自賛。

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 その後、スタッフも実食してみたが、鶏もも肉にしっかり味が染みており、トマトの酸味とバターのコクが後ひく旨さだ。ご飯をすくうスプーンが止まらない。「水を使わずトマトジュースを使っているのもポイントですね。これで水っぽくならず、しっかりと味が染み渡ります」。

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 最新の調理家電に大西氏が培ってきた知見を活かすると極めて簡単かつ、美味な味わいに。調理家電の機能に、アイデアなどがミックスすると本当に面白い。まるで魔法のようだ。

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 「そうですね。料理は美味しさや栄養も勿論ですが、こうやって最新の調理家電に触れたり、そんな調理法があったんだ!と気付きになる。料理ってコミュニケーションでもあり、エンターテイメントでもあるんです。是非、まずはバターチキンカレーをお試し頂き、次は自身でどんどんアレンジして料理の奥深さや楽しみを知ってもらいたいですね。きっと生活が豊かになりますよ!」

 という訳で新連載第1回目の極小調理家電×バターチキンカレーは大成功。これからのシーズンは調理家電が続々と登場する。これからも大西氏と共に、気になる調理家電でクッキング×エンターテイメントを追求していくので、是非ともチェックしてもらいたい。

◯今回のレシピメモ
・鶏もも肉(100g)カット済み
・トマトジュース(150cc)
・バター(2片)
・塩(小さじ1)
・砂糖(小さじ3)
・カレー粉(適量)
・カット玉ねぎ(一袋)
・お好みでガラムマサラ

◯参考情報
COCOCOROチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCBzHLiBZWSn7AmaW0AOAlWg

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