朝倉未来、暴走族の集会に突撃 BreakingDown勧誘も冷めた態度…視聴者「リアルだな」

 総合格闘家の朝倉未来が2025年1月29日、公式YouTubeチャンネルに公開した動画で暴走族の集会に突撃取材をした。

 今回の動画で朝倉は、格闘技イベント「BreakingDown」の人気選手で実業家の萩原裕介らとともに車で群馬県某所へ移動。かねてよりやりたかった企画「暴走族の集会に突撃してみた」を実行に移すとし、「ちょっと色々お願いしたところ、群馬の暴走族がいるということで。今日呼び出してもらいました。闇の力を使って」と説明した。「いまの暴走族って生きた化石みたいなもん。彼らがなにをしてるとか活動の実態も聞きたい」と述べ、「最終的には暴走族なんてやってないでいい方向にいきなよって話をできたらと思っています」と意気込んだ。

 そうこうしているうちに現地に到着。車を降りて集合場所へ向かうと、暴走族のメンバーは特攻服を纏って既に待ち構えていた。メンバーは未成年で構成されているらしく、タバコを吸う15歳の少年もいた。朝倉と萩原が「ダメでしょ」と未成年での喫煙をたしなめるも、少年は「暴走族なんで関係ないっす」と意に介さない。さらに朝倉が「暴走族をやめさせようと思ってきたんだけど」と続けるも、「意味ないっすね。やめないっすね」「一生やってますね」という声がメンバーから飛んだ。

 彼らの活動内容は主に「暴走、恐喝、たたき」とのこと。たたきとは「ケチつけたやつをぶっ飛ばしたりすること」だという。そのため、鑑別所送りになった経験のあるメンバーもいた。また、なかには家庭環境に問題がある少年もおり、萩原が「(暴走族をする理由は)寂しさもあるんじゃない?」と推察すると、その少年は「まぁ、こいつらがいてくれればいいかな」と話していた。

 その後も朝倉や萩原が暴走族を辞めさせるべく、有り余るエネルギーを「BreakingDown」などの格闘技に向けてはどうかなどと提案する場面もあったが、なかなか芳しい反応は得られなかった。そんな彼らの話を聞いた朝倉は「少年院の先生が昔言ってましたよ。『真面目なやつほど真面目に不良しちゃう』って。それは家庭環境とかから来るものだから。話聞いてると皆真面目なのかなと思うけどね。その方向性が変われば、違う分野で成功できると思う」と自らの経験則に基づいた持論を展開。そして「いま多分僕らの話は(耳に)入ってこないと思う。俺も少年院入ってるし、暴走族もやってたし。で、格闘技の世界に入ってちょっと有名になったんだけど、当時は同じこと思ってたから」と少年たちの気持ちに寄り添いつつ、「みんなも、もしかしたら考えが変わる時が来ると思う」と説いていた。

 本動画に対し、コメント欄には「暴走族の子ら未来の会えて内心嬉しいやろな」「いつか伝わってくれたらいいなと心から思う」「少しでも変わる子の背中を押している未来さん流石です!」「オラついたり絡んだりしてくる感じじゃなく、ただただ冷えきってて響かない感じがリアルだな」などの声が寄せられている。

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