「『チャンスの時間』は西澤ちゃんだからいい」千鳥ノブに救われた西澤由夏アナの意外な“転機”とは

西澤由夏アナの意外な“転機”とは

『週刊ヤングジャンプ』の表紙を飾ったことが転機に

ーーアナウンサーとして、明確に仕事の幅が広がったタイミングはいつ頃でしょうか?

西澤:『週刊ヤングジャンプ』の表紙を飾らせていただいた頃ですね。表紙を飾らせていただいた頃から、「ABEMA」以外のお仕事をいただける機会も増えましたし、「いつも見てます!」と声をかけていただける頻度も上がりました。発売されたのは、2年前なんですけど、未だに共演者の方に「ヤンジャン見たよ!」と声をかけていただけたりするので、影響力がすごいなと。もしかして、いまでも売っているのかな? と思います(笑)。

 以前、実は番組内での占い企画で、島田秀平さんに「2022年までは勉強です。でも、それ以降は変わっていきます」と言われたことがあって。振り返ってみると、たしかにそうかも! と思うことが多くてびっくりしています。2022年までは「わたしがやってることって、ちゃんと届いているのかな?」という葛藤があったんです。でも、それ以降は「ちゃんと届いている!」という感覚が掴めてきました。

「同じ自分で臨まない」ジャンルが豊富な「ABEMA」だからこその課題

ーーほかのアナウンサーさんもいらっしゃるなかで、西澤さんが伸ばしていきたいポイントというのはあるのでしょうか?

西澤:できているかは分からないですけど、“同じ自分で臨まない”というのは、もっと追求していきたいなと思うところです。現在私はニュースを読んだり、バラエティの進行をしたり、スポーツの番組に携わるなど、さまざまなジャンルの番組を担当させていただいており、その番組ごとに適切な対応が都度求められます。だから、番組によって全然違う自分で臨んだ方がいいのかなぁと思っていて。いまも気をつけてはいますが、もっと伸ばしていけたらいいです。あとは、制作陣の意図を汲み取った上で番組に臨めたらと思っています。

ーーそれについては、なにか努力されていることはありますか?

西澤:台本を初稿が上がった段階でもらうようにしています。最終稿になるまでにどんどん見ていくと、「ここが削られているな」「あっ、これが加わっている」というのが分かるんです。ほんの一部分ではありますが、自ずと制作陣の意図が見えてくるような気がしていて。

ーーアナウンス室に配属された当初から、続けられているんですか?

西澤:そうですね。初稿が難しくても、準備稿からは必ずもらうようにしています。ただ、やっていることは同じなんですけど、目的は変化しているかもしれません。当時は、自分にスキルがないから、時間をかけて確認するために初稿からもらっていたんだと思います。今でもそれはありますが、最近になって、「これって、制作陣の意図を読み取ることもできるな」と気づいたんですよね。制作の方からしたら、ちょっと面倒くさいと思うんですけど(笑)、わたしにとってはすごく大事なルーティンになっています。

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