ReGLOSS・火威青が5年以上ハマり続ける“VRChatの世界” 「クリエイターさんにもスポットライトを」

火威青が語る『VRChat』の魅力(前編)

クリエイターと『VRChat』の好相性 火威青が今後挑戦したいこと

ReGLOSS・火威青
ReGLOSS・火威青

――『VRC』は自由なプラットフォームですから、配信の可能性が無限に広がりそうですね。

火威:そうですね。『VRC』だと、売り物のお洋服を着れたりできるのも、めちゃめちゃ素晴らしいです。

――火威さんご自身もモノ作りがお好きとのことなので、そもそもの相性も良さそうです。

火威:そうですね。それこそデビュー前は自分でモデル製作もしていたり、ワールドもちょこちょこ作ってアップロードしたりとかしていましたからね。ワールド製作って、買ったり作ったりした3Dモデルを空間に置いていくじゃないですか。これって、女の子の大好きなお人形遊びと近いんですよね。しかも、はちゃめちゃ自由に遊べるタイプの(笑)。

――今後、火威さんがご自身のワールドを作って、一般公開する可能性はありますか?

火威:自分ひとりで作ると、どうしてもクオリティが低いので勉強が必要かなって思うんですけど、そこは最強のスタッフさんがいらっしゃいますので。自分の誕生日が近づいたりとかしたら、リスナーさんたちが遊びに来れるワールドとかをいずれ……。

 それでいうと、遊園地みたいなワールドを作るのは、ひとつの目標かもしれないですね。ReGLOSSメンバーでVRライブができる場所を作ったり、僕の家を作って中で写真が撮れたり、火威青好きの人が入り浸りたくなるワールドにしたいです。

 展示だけじゃなくて、「ぽこピーランド」さんみたいに、お化け屋敷や乗り物があるとか、被り物や隠し要素があるとか、いろんなものを準備したい。それから、もし作るならちゃんと更新されていくコンテンツにしたいですね。継続するのはものすごく大変ですけれど……。

――『VRC』のなかでも、更新されていくタイプのワールドは、様子見も兼ねて通いたくなりますね。

火威:あとは自分だけでなく、いろんなクリエイターさんを巻き込みたいんです。たとえばお洋服のコンペを開催して「『青くんに似合うお洋服』をテーマに今期はこういうのを作っていただきました」とか、「今月の青くんおすすめワールドはこちら」とか、そういう形で紹介できたらなと。そうしたら、僕を見に来てくれた流れでいろんなクリエイターさんのことを知ることができるじゃないですか。

 そういう意味では、「こうやって『VRC』で遊ぶんだ」っていうチュートリアルになるような初心者向けワールドを作りたいのかもしれないです。『VRC』のことを学べる場所が青くんワールドにあるような、初心者向けでありつつ、コアな人も定期的に遊びに来られるワールド。 テーマは「火威青の顔面」って感じで。

――最終的なテーマはそこなんですね(笑)。

火威 ええ。初心者に『VRC』と僕がイケメン女子であることをちゃんと浸透させないといけませんからね(笑)。

 それと、今もいろんなクリエイターさんのお洋服を着させていただいてるんですけど、将来的にはVRの世界でファッションモデルみたいな活動をやりたいんです。カバーのクリエイターさんが作ったモデルはもちろんめちゃめちゃ素敵なんですけど、この世の中にはまだまだ埋もれている“神クリエイター”さんたちが、もうごまんといるので! 既存のクリエイターさんが作ったもの縛りで、その方たちが作った衣装をいっぱい着て「このクリエイターさん、めっちゃいいよ!」って見てもらうモデルの仕事をしてみたいと、果てしなく思っています。

ReGLOSS・火威青
ReGLOSS・火威青

――『VRC』でVRモデルとして活動されてる方もいらっしゃいますよね。青さんの場合は、あくまでもクリエイターさんを見せたいということなのでしょうか?

火威:もちろん、いろんな衣装を着る僕のイケメンなフェイスはお見せしたいです。たとえば写真集を出して『Vket(バーチャルマーケット)とかにも出したいです(※)。それにプラスして、「ここのブランドのお洋服を着たよ」って見てもらう活動もしたいという感じです。

 すごい方々なのに、これまで全然スポットライトを浴びてこなかったであろう人って、いっぱいいると思うんで。「こんなにもすごい人達が、VRの世界にはいるんだぞ」って見てほしいんです。

(※編注:この取材の後、『バーチャルマーケット2024 Winter』へ火威青のブース出展が発表されている)

――それが実現したら、『VRC』のことを発信するVTuber・インフルエンサーとしての新しい形になるかもしれませんね。

火威:ありがたいことに、僕はホロライブプロダクションという大きな事務所に入っていますし、自分の好きなものを発信することができる職業だと思っているので。僕が世の中に「これ、すごいんだよ」っていっぱい言いたいのは、『VRC』です。

 そして、この世界は有志のクリエイターがいてくれたおかげで、面白いものになっていったと思っているんです。だから、こういう人たちのおかげで盛り上がっているんだよ、と紹介することで「私も青くんに紹介してほしいから、なにかを作ってみようかな」みたいになってほしい。人の趣味が増えることって素晴らしいことですし、ハードルを下げたり、新しい扉を開いたりする役回りになれれば、めちゃめちゃ嬉しいですね。

 ぜひ青くんに紹介してほしいクリエイターがいたら「#青くんVRChatおすすめ」のタグで いっぱい教えてほしいです。自分の作ったワールドやVRのお洋服があったら、リプライをいただければ見ますよ! あっ、でもスカートはやめてほしい! かっこいいやつでお願いします(笑)!

【 #vket2024winter クリエイターインタビュー】みんなで作るVR【火威青 】#hololiveDEV_IS #ReGLOSS

スタンミはトコロバを迎えに行き、火威青は大先輩が残した水族館へ 大物が“生活”を始めつつある『VRChat』

活動終了のホロライブEN・ワトソン・アメリアが水族館ワールドを公開  10月1日に配信などの定常的活動を終了したホロライブ…

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる