連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」第43回
iPad miniはいいぞ 多動男があらゆる人にiPad miniを勧める理由
リアルサウンドテック編集部による連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」。ガジェットやテクノロジー、ゲームにYouTubeやTikTokまで、ありとあらゆる「エンタメ×テクノロジー」に囲まれて過ごす編集部のスタッフが、リレー形式で毎週その身に起こったことや最近見て・試してよかったモノ・コトについて気軽に記していく。第43回は、radikoを聴きながらスマホでマンガを読み、タブレットでYouTubeを再生してPCで画像と動画の処理をしている、みたいなことを深夜にやりがちで反省している、多動男こと中村がお届けします。
先日、Appleが『iPad mini(A17 Pro)』を発表しました。大きな変化としては、プロセッサに「A17 Pro」を搭載したことで、Appleのパーソナルインテリジェンスシステム「Apple Intelligence」が動くように。Apple Pencil ProやWi-Fi 6Eにも対応しているのも注目ポイント。
ただ、SNSを見ていると割と賛否、というよりiPad miniを持つメリットがあまりわからない、的な意見が散見されました。筆者は前世代の『iPad mini(第6世代)』、そして前々世代の『iPad mini(第5世代)』をこれまで使ってきている、生粋のiPad miniユーザーなので、この機会にみなさんにiPad miniを持つ利点をお伝えしていきましょう。iPad miniはいいぞ。
(1)小さいカバンで出かけられる
まずはわかりやすいメリットから。miniという名前の通り、もちろん小さいわけです。どれくらい小さいかというと、こういうバッグに入ってしまうほど。
筆者は緊急事態が起こっても良いように、常日頃からPCを持ち歩いているのですが、そうなるとバッグが必然的に大きく・重くなってしまいます。美容院や飲食店などに入って荷物を預かってもらう際、悟空の道着を持った天津飯のように店員さんから「なんでこのバッグ、こんなに重いんですか?」と30万回は聞かれたかもしれません。そんな日々にうんざりしている筆者が出会ったのがiPad miniでした。
完全にPCの代わりにはなりませんが、PCを持たなければできなかった作業をあらゆる方法でiPad miniで出来るようにした結果、バッグの大きさがかなりコンパクトになりました。選べるバッグが増えたことでファッションの幅も源田壮亮くらいとまではいかずとも、長岡秀樹くらいには広がった気がします(UZR‥…)。
(2)外で大活躍するユーティリティプレイヤーぶり
仕事使いのバッグにはPCと二刀流で入れているのですが、移動時に何かを見るにはスマホ or iPadですし、仕事場や家では外部モニターを使っているのですが、外のワーキングスペースではiPad miniがSidecar機能を使うことでサブディスプレイに変化します。
また、旅行の際にも大活躍。飛行機や新幹線などでの遠出では、パソコンをキャリーバッグに入れて、iPad miniを手荷物に入れて持ち歩くのですが、機内や車内で映画を見たり電子書籍を読んだりしますし、小さくて軽いキーボード(筆者は折りたたみ式の『Ewin® スタンド付き iPad キーボード』を使用)を一緒に入れることで、メールの返信や軽い書き物も終わらせることができます。iOSの「集中モード」を使っておけば、iPadがポメラのような執筆専用機器にも変わるわけです。
(3)なんなら家でも大活躍
iPad miniは自宅でも大活躍。小さいのでさまざまな場所に持ち歩いたり置いたりできるので、キッチンの小さな棚やマグネット付きケースを冷蔵庫にくっつけてレシピ動画を見ながら料理を作ったり、YouTubeを見たり、ダイニングテーブルでの自宅作業中にはセカンドモニターにもなるし、メインデスクでの作業時には動画やToDoリストだけを映すサードモニターにも変化します。ガジェット界の牧原大成。
これらが筆者が思うiPad miniのメリットです。機能面はほかのiPadと変わらないのでそのあたりは割愛しましたが、iOS・MacOS使いであればそのあたりもシームレスに繋げて便利なのは言わずもがな。ここまで読んでみて興味が湧いた方は、MacBookやiPadよりは初期投資の金額が安い(iPhoneより全然安い!)iPad miniをぜひ手に取ってみてください。