走る人のために進化した腕時計 GARMINのランニングウォッチ『フォアランナー』実走レビュー

Garmin『フォアランナー』実走レビュー

 ランニングをするときに、アプリやデバイスを活用している人は多いだろう。長期的なランニング習慣があれば、自分がどのくらいのペースで走っているのかは気になるはずだ。

 今回は、 GARMIN(ガーミン)から発売された『Forerunner(以下、フォアランナー)』というランニングGPSウォッチを紹介したい。

 筆者は実際にフォアランナーを装着し、2023年12月10日に開催されたGARMIN主催のランニングイベント『GARMIN RUN JAPAN』に出場した。フォアランナーがどのような機能を搭載しているのか、そして実際のランニングにおいてどのような使い方ができるのかについてレポートしていく。

どんなレベルの人にも使いやすいランニングGPSウォッチ「フォアランナー」

 フォアランナーには、2種類のタイプがある。アスリート向けの『Forerunner 955』『Forerunner 965』と、初心者向けの『Forerunner 255』と 『Forerunner 265』だ。筆者が今回使用したのは、『Forerunner 265S』(コンパクトサイズ)のBlackである。

「Forerunner 265S」(コンパクトサイズ)のBlack

 2タイプのウォッチに共通して搭載されているのが、「リアルタイムスタミナ」という機能。残スタミナ量がパーセンテージで表示され、長距離レースにおいてスタミナ切れにならないよう、走りながらペース配分をすることができる。

 また、パフォーマンスの指標である1分間に取り込める酸素の量を表す「VO2 Max」や、最近の運動履歴を評価・分析し、適切にトレーニングがおこなえているか、オーバートレーニングしているかなどを表す「トレーニングステータス」機能も搭載されている。この機能により、特殊なコースを走る際にも対応可能だ。

 ほかには、ピッチや歩幅などを表示する「ランニングダイナミクス」や、現在の身体状況やトレーニングステータスなどに基づいたワークアウトを提案してくれる「おすすめワークアウト」といった機能が搭載されている。

 ウルトラランなどのさらに長く過酷なランにも対応する最上位機種のアスリート向けウォッチには、「地図機能」と、トレーニング負荷による“疲労”を数値化する新機能「負荷比」が搭載されている。疲労を数字で見ることによって、日々のトレーニング量の調節に役立てることができる。

 本格的なランニングからワークアウトまで、目的に合わせて便利な機能が備わっているのが魅力的だ。

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