お台場に国内最大級のインタラクティブビーチアートプロジェクションが! 『CONCORDIA』オープニングセレモニーレポート
11月18日、お台場海浜公園にてインタラクティブビーチアートプロダクション『CONCORDIA(コンコルディア)』のオープニングセレモニーが行われた。
本イベントは、11月18日から来年の1月8日までお台場海浜公園おだいばビーチにて毎晩開催される、国内最大級のインタラクティブビーチアートプロジェクションだ。約3,000㎡にわたる砂浜にプロジェクションが投影される。
会場では月が満ち欠けていくように時の経過とともに変化していくイベントの象徴的な月「ムーンオブコンコルディア」が浮かび、幻想的な世界が広がっている。
また、調和を奏でるインタラクティブビーチプロジェクションマッピングは、お台場の風向き等の自然環境データをAIが解析し生み出したVentus(風)・Aqua(水)・Tera(大地)・Plant(植物)・Vita(生命)・Urbs(都市)の6つのエリアで構成されている。
オープニングセレモニーでは主催者を代表し、小池百合子都知事による挨拶と点灯セレモニーのほか、5分間のショータイムが行われた。
小池都知事は、東京都がナイトコンテンツの拡充に取り組んでいることや、お台場海浜公園が東京でも屈指の夜景スポットになっていることをアピールするとともに、今回の『CONCORDIA』について「日本のプロジェクションマッピングは世界一だと思っている」と誇らしげに語った。
そして本イベントがAIやARといった最先端のデジタル技術を駆使し来場した人の動きや風向きで映像が変化するためインタラクティブな体験ができることを説明し「東京の夜を多くの方にお楽しみいただければと思います」と締めくくった。
その後、点灯セレモニーが行われ、小池百合子東京都知事がボタンを押したタイミングでプロジェクションが点灯。プロジェクションショーでは東京タワーやレインボーブリッジを背景に、色鮮やかに彩られたおだいばビーチを舞台として5分間の圧巻のパフォーマンスが繰り広げられた。
セレモニー後、筆者もお台場海浜公園でインタラクティブな体験を楽しんだ。来場者の動きとリンクしサウンドと光に変化を生み出すため、訪れるたびに新たな変化を楽しむことができるという本イベントは、AR体験ができるのも特徴だ。
会場の6つのエリアにはそれぞれ「Signal Tower」が設置されており、QRコードを読み込むと、来場者のスマートフォンにエリアごとに異なる「AR演出」が出現する。
スマートフォンで空間を拡張させるAR体験により撮影した写真は保存もできる。
また、来場者をより深い没入体験へと誘う「Special AR」は、6つのエリア全てを巡った人にしか体験できない特別演出になっているため、実際に会場で確かめていただきたい。
本イベントは夜のお台場の魅力を引き立たせる近未来的空間になっており、人と自然とテクノロジーの新たな可能性を示してくれるだろう。12月には期間限定でクリスマスバージョンが行われるということなので楽しみだ。ぜひ今年の冬はおだいばビーチで新たな「調和」が生まれる瞬間を体験してみてはいかがだろうか。
■『CONCORDIA(コンコルディア)』概要
開催期間:令和5年11月18日(土)〜令和6年1月8日(月・祝)
※各日16:30〜21:00 雨天決行(荒天中止)
入場料:無料
場所:お台場海浜公園 おだいばビーチ
アクセス:【電車】ゆりかもめ線「お台場海浜公園駅」「台場駅」徒歩約3分
りんかい線「東京テレポート駅」徒歩約7分
【バス】<都バス>
海01系統 門前仲町(東京テレポート駅前行)「台場二丁目」徒歩1分
陽12-3系統 東陽町駅(東京テレポート駅前行)「台場二丁目」徒歩1分
<お台場レインボーバス>
01系統 田町駅東口経由「台場二丁目」徒歩1分
02系統 芝浦三丁目経由「台場二丁目」徒歩1分
【海上(水上)バス】
東京都観光汽船 東京水辺ライン「お台場海浜公園発着場」
【有料駐車場】
お台場海浜公園中央駐車場 101台(普通車)
お台場海浜公園北口駐車場 244台(普通車/バイク)
主催:魅力創出イベント実行委員会(株式会社東京臨海ホールディングス、東京港埠頭株式会社、株式会社東京ビッグサイト、東京都港湾局、一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会)
企画・制作:1→10(ワントゥーテン)、WORRA by 1→10
協力:パナソニック株式会社、株式会社アートブレインカンパニー、ヘキサゴンジャパン株式会社
特設サイト:https://concordia-odaiba.jp