余命宣告を受けたライバー・ちゃんまな君が、それでも配信を続ける理由 「最後まで楽しく生きようぜ」の言葉の重み
――このインタビューで、ご自身の病気のことを話してみようという思いもあったのでしょうか?
ちゃんまな君:そうですね。実は余命宣告を受けています。でも(いまも)元気そうでしょ?(笑)こんな状況なのでいつ配信できなくなるかわかりませんが、できるところまではやろうと思っています。
――このことをリスナーさんは知っているんですか。
ちゃんまな君:少しは伝えています。でも、いまも飲み配信をしているので、あまり話しすぎるとみんなが心配するのが嫌なんですよね。私は「人生、最後まで楽しく生きようぜ」と思っているものですから。だから心配は嬉しいけど、私の枠では禁止ですね。
――今回のイベント「Your Storyーあなたの物語にはチカラがあるー」で一番伝えたい想いを聞かせてください。
ちゃんまな君:「こういう状況だけれど頑張っているやつがいるから、みんなも頑張れ」と伝えられたらいいなと思っています。誰かの元気の源になれればいいですね。
――励まされる人が多いと思いますよ。リスナーさんはどんな方が多いですか。
ちゃんまな君:お酒飲みですね。みんなも飲みながら配信を見ている人が多いかな。コロナ禍の頃は外に飲みに行けないので、みんな配信中に私と一緒に飲みながらバカ騒ぎしていましたね(笑)。
――リアルの飲み会さながらで楽しそうですね。色々とつらいことがありつつも、『Pococha』をやっていて良かったことがあれば教えてください。
ちゃんまな君:たくさんの出会いがあったことですね。一昨日もオフ会を開いて、東京のリスナーさんとバーベキューをしながら飲んでいました。ライブ配信では、普段の生活で出会わないような業種の人たちとも会えるじゃないですか。そういうところもすごいなと思っています。なかには経営者の方もいて、「一緒に何かやろうよ」という話になることも。
――仕事にもつながっているんですね。いま、ちゃんまな君さんが目指すことは?
ちゃんまな君:とりあえず毎日を楽しく生きることですね。『Pococha』の中で出たいイベントにもたくさん出させてもらえましたし、街頭ビジョンの時報広告に登場できる「POCO CLOCK」にも2回も出させてもらいました。
――毎日楽しく生きるって、すごく大切なことだと思います。では、この記事を通して伝えたいことを改めて聞かせてください。
ちゃんまな君:人の命がいつまであるかは誰にもわかりません。私は病気だから準備ができますが、みなさんも「明日やろう」などと思わずに「毎日を全力で生きていきましょう」と伝えたいです。昔ドラマで「明日やろうは馬鹿野郎」というフレーズがありましたが本当にその通りだと思いましたね。なにがあるか分からないからこそ、みんなにも全力で毎日を楽しんでいってほしいと伝えたいです。
――最後にあなたにとっての『Pococha』とは?
ちゃんまな君:出会いと夢がある場所です。『Pococha』をやっていなかったら、始球式や広告のように夢のある仕事はできなかったと思います。あとは『Pococha』を初めてたくさんの出会いがありました。夢と出会いがあるあたたかい場所が私にとっての『Pococha』です。
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