3畳ワンルームに机とソファが2つーー“減らしすぎない”狭小物件のルームツアー動画が人気のワケ
近年、必要最低限の物で暮らす“ミニマリスト”というワードをよく耳にするようになった。最近では物だけでなく、部屋の間取りもできるだけ小さくしたいと考える人も増えているという。今回は、YouTube上で「狭小(きょうしょう)物件のルームツアー」がなぜ人気を集めているのか、その理由と狭い物件で暮らす魅力について紐解いていきたい。
YouTubeチャンネル「ええと」は、2021年3月に「【ルームツアー】3畳ワンルーム一人暮らし。せまくてたのしい部屋。」を公開。チャンネル登録者数1万人未満ながら、178万回再生を突破しており、狭小物件ルームツアーの需要が高いことがわかる。(2023年9月29日現在)動画で紹介されている部屋は、3畳ワンルームにロフトがついた物件。かなり狭い部屋なのだが、動画を見ると快適に暮らすための工夫がいたるところに現れていた。
まず、大人の靴3足分ほどのスペースしかない玄関に、傘やハンディタイプの掃除機を浮かせて収納。さらに、突っ張り棒を使ってタオル掛けや、調味料棚、トイレットペーパー置きなど、本来は存在しないはずの収納を工夫してつくっていた。
3畳の部屋にはなんと机とソファーが2つずつ置かれ、ゆったり過ごせる快適な空間を完成させている。コメントを見ると「狭いのにセンスよくまとまってるから狭さが全然気にならないのすごい」「工夫されていて感激しました。参考になります」と、部屋づくりのセンスを絶賛する声が集まっていた。
また、YouTubeチャンネル「365日超シンプル生活」も3畳ワンルームのルームツアーを公開し、209万回再生されるほどの人気動画となっている。「目指したのはおしゃれな部屋ではなく、超シンプルな部屋」という彼の部屋は、無駄のない利便性抜群のつくりになっていた。
たとえば、壁に付けられるフックに服を掛けてクローゼット代わりにしたり、ほこりが溜まりがちなカーテンは断熱シートで代用したりと、「よく考えたら要らないかもしれない」と思えるものはすべて省かれていた。動画を見た視聴者からは「ただ物がないだけの不便なミニマリストと違って、ちゃんと生活のクオリティオブライフをこのスペースで保ってるのが凄いです!」と、狭くても機能的な暮らしをしている点を絶賛。
狭小物件のルームツアーは、必要な物を“減らしすぎない”生活の工夫が垣間見えて参考になることはもちろん、当たり前にある物が本当に必要かどうか、再認識させてくれるということがわかった。狭い部屋を広く使う方法を知りたい方や、完全なミニマリストにはなれないけどシンプルな生活をしてみたい方は、ぜひ彼らの動画を参考に見てみてほしい。
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