『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』#2ーーナミビアの貧しい労働者に心を掴まれ、ひろゆきは何を感じたのか

『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』#2

 旅番組を見ていると自分の日常や常識を疑うことがある。

 実業家の西村博之(以下、ひろゆき)が出演している、ABEMAの新番組『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』エピソード2は、まさにナミビアで生きることにフォーカスした内容であった。

 まず、乗合バスで移動するシーンからスタートした今回。タクシーかと思いきや、突然ボトルビールのようなものを片手に酔っ払ったスーツ姿の男性が入ってくる。実はこれ、乗合バス。日本では、乗合バスといえば20人以上乗れるようなものを想像しがちだが、ナミビアのそれは完全に普通の乗用車であった。

 そして、この酔っ払い男性は「あなたジャーナリスト?」と2回聞いてくるなど、かなり酔っている様子。しかし、それに対してひろゆきは「いや、違うよ」と英語で流暢に対応して見せた。そんな男性が後ろの席から突然「こんにちはー!」と大きな声で話しかけてくるような車内を6時間。ひろゆきらクルーは次の町へと向かった。

 到着したのはナミビア北部へと向かう中間地点の町、オチワロンゴ。車道は整備されたかなりキレイな町だ。しかし、食事を求めてひろゆきが向かった場所は、簡単な屋根があるだけの駐車場のような場所。日本のスーパーと変わらないような建物があるかと思えば、屋台街でもない場所に唐突にむき出しの店も出てくるのがこの街ならではなのだろう。

 ここで店員(と言って良いのだろうか……それぞれがたまたま集まって商売しているだけの人にも見える)に気さくに話しかけるひろゆき。しかし、カメラに気づき「なに勝手に撮ってるのよ!」と激怒されてしまう。これを受け、ひろゆきが撮影交渉をするのかと思いきや「僕、勝手に食べるんで。撮らないであっちに行っててください」とコメント。その間、「just eat」とのみ現地の店員に伝え、カメラを無視して、もくもくと食べていく。ここまで自由な旅番組の出演者、これまでに見たことがない。

 気になる味はというと、売り手によってかなり変わるとのこと。皿代わりのチラシに乗っかった肉をどんどんと食べていくひろゆきを見ると、かなりおいしいのだろうと感じた。

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