声優e-Sports部 鶴見ゆき・松村芽久未が語った『いーらじ』収録秘話＆密着レポ　「リアルな私たちを見てもらえた」

　2023年6月下旬、eスポーツ施設の開業支援ならびに関連事業を行う株式会社PCCSは、自社が制作する『esports land Radio〜いーらじ〜』（いーらじ）の新シーズンスタートを発表した。

　『いーらじ』とは、「Let’s change the world with esports！～eスポーツで世界を変えよう～」という目標のもと、eスポーツイベント/eスポーツ施設/最新ゲームなどの情報を取り扱うラジオ番組だ。制作はPCCSが手掛けており、各回のパーソナリティーとしてeスポーツキャスターやプロゲーミングチーム所属のタレント等が参加し、eスポーツの魅力や近況について軽快なトークが繰り広げられている。

　そんな『いーらじ』が、7月度より番組を大幅にアップデート。これまで毎月第1日曜・第3日曜だった放送日が“毎週日曜”へと変わっただけでなく、放送を盛り上げるパーソナリティーも増員。取り扱うゲーム作品やコーナーの数も増え、より密度の濃いeスポーツ情報番組になった。

　リアルサウンドテックでは、番組改変が行われた『いーらじ』の制作現場を取材。毎月第4日曜の放送回を務める声優・鶴見ゆきと、当日ゲストで参加した女優・松村芽久未の収録に密着した。

ゲーム好き声優がパーソナリティーに就任 プレイヤーならではの”あるある”やeスポーツ情報を発信

　7月度より”シーズン3”を迎えた『いーらじ』では、それぞれ特色の異なるパーソナリティーが登場し、毎週さまざまな情報をリスナーへ届ける。筆者が今回立ち会ったのは、日頃から声優として活動し、「声優e-Sports部」にも参加している鶴見のパーソナリティー担当回だ。

　株式会社オブジェクトが運営する「声優e-Sports部」とは、ゲームを愛して止まない声優陣から成る”eスポーツ応援プロジェクト”である。2019年10月に本格的に始動したのち、参加型ゲーム配信/関連イベント参加/オフラインイベント実施……等々、媒体を問わず多岐にわたって活動。2023年7月時点では29名の声優が参加しており、ｅスポーツイベントの盛り上げに携わったりファンとの交流も積極的に行い活躍の場を広げている。

　鶴見がパーソナリティーを務める『いーらじ』放送回は、“声優e-Sports部によるトーク”と銘打たれており、今後は「声優e-Sports部」からゲストを招いてトークが繰り広げられるという。当日は声優e-Sports部4期生の松村が迎え入れられ、和気あいあいと収録をしていた。

　「普段から仲良くしている」とリハーサル段階で話していた鶴見と松村。両名の馴れ初めにはじまり、協力プレイで仲を深めるきっかけになった「声優e-Sports部」での活動、仕事に対する向き合い方まで、程よくリラックスした状態でテンポよく会話を展開していた。

　筆者にとって興味深かったのは、鶴見と松村のゲーム事情トークだ。『いーらじ』はeスポーツ情報番組ということもあり、出演者が毎回ゲームにまつわる濃いトークを繰り広げる場になっている。この日は『Apex Legends』と『VALORANT』が話題に上がり、「ランクマッチの仕様が変わったけれど高ランクを目指したい」、「VALORANTは毎試合なにかしらの学びがある」など、両名が熱中しているFPSタイトルの“あるある”について言及。ゲーマーだからこそ共感できるようなキーワードが次々に飛び出していた。

　ここからは、収録を終えた鶴見と松村のインタビューをお届けする。番組の感想をはじめ、今後の展望について語る両名の意気込みをご覧いただきたい。