連載:かすこんねぅの「今、聞きたいこと」(第一回)
スカイピース×かすこんねぅが語る“YouTubeクリエイターとアーティストの棲み分け” 「不安を払拭するにはやり込むしかない」
動画クリエイターとして活躍するかすこんねぅが、持ち前のコミュニケーション能力を武器に、これまで会うことがなかった別ジャンルのクリエイターにインタビューを重ねていく連載『かすこんねぅの「今、聞きたいこと」』がスタート。
連載第一回はかすこんねぅが慕っているYouTuberの先輩・スカイピースにインタビュー。スカイピースの悲願となる横浜アリーナライブへの意気込みや、アーティスト活動への想いなどを語ってもらった。
アーティスト活動とYouTube活動の棲み分け
かすこんねぅ:この間、じんたんが私の楽曲『可燃性細胞群』をInstagramのストーリーズに載せてくれて、うれしかったです。
☆イニ☆:かすこんねぅは、YouTubeで歌声を聴いていた時から、力強い曲が合いそうだな~と勝手に思っていたんだよね。だから、オリジナル曲どんな感じなのかな? と聴いてみたら、俺が見たかったかすこんねぅが詰まっていて「これこれ、これですよ!」となった。これからもっと、いろいろな歌を聴きたいな。
かすこんねぅ:まじですか! うれしい! まだ1曲しか出していないんですけど、これからもっと出していきたいなと思っていて。
☆イニ☆:いつか、ラップもやってみてほしい!
かすこんねぅ:あっ、やりたい! 兄貴から褒められるとうれしいですね。ちなみに、テオさんは聴いてくださったことって……?
テオくん:ありますよ! いちばん最初に聴いたのは、Adoさんの「ギラギラ」をカバーしていた動画かな。その時に「YouTuberのなかでいちばんうまい」と思いました。
かすこんねぅ:まじで! うれしいです。
☆イニ☆:頭ひとつ抜けてるよね。
かすこんねぅ:ありがたい! スカイピースさんもアーティスト活動をされていますが、何か気を付けていることってありますか?
テオくん:YouTubeはテオくんとじんたんとしてやってるけど、アーティスト活動はほぼ「寺島大輝と藤枝仁」というか。素のままを見せているから、基本的にはあまり作ることはないんだよね。でも、アーティストをやる時はお客さんにお金を払って見に来てもらっているわけじゃん。だから、ちょっと真面目かもしれない。真面目に頑張ってるかも。
かすこんねぅ:アーティストモードに入るんですね。
テオくん:そうそう、スイッチを切り替えているというか。俺、ステージ袖で必ずジャンプするの。そのジャンプの時に切り替えてる!
かすこんねぅ:なるほど。じんたんはどうですか?
☆イニ☆:やっぱり、どれも本業だから、バランスを考えているかな。アーティストとしての仕事が忙しくなりそうな時は、前もって動画のストックを撮り溜めておくとか。
かすこんねぅ:ちゃんと両立しているのがすごいです。次に聞きたいのは「憧れの人にお会いした時に、注意していること」なんですけど……。
☆イニ☆:やっぱり、口臭には気を付けますね(笑)。
かすこんねぅ:あはは(笑)。大事だけど! ちなみに、じんたんの会いたい人というのは?
☆イニ☆:松本人志さん。あとは、声優の豊崎愛生さんにも会いたい! お会いできるとしたら、改めてその人たちの情報を得ておきたいかも。YouTubeで初めてコラボする人とかも、事前に調べるから、好きな人でも調べちゃいそう。
テオくん:僕は昔からRADWIMPSが大好きなので、どういう気持ちで歌詞を書いているのか? とか聞きたいことたくさんあるなぁ。そのなかでも、『夢見月に何想ふ』って歌が大好きで、どう作ったのかを聴きたい!
かすこんねぅ:テオくんは、事前に下調べをするタイプ?
テオくん:自分はあえて何も調べないかな。相手の人を詳しく知ってしまうと、緊張しちゃいそうだから。あえて知らないまま行って、根掘り葉掘り聞くスタンスかな。
☆イニ☆:俺は、トークテーマを決めておかないと話を引き出せないタイプだから、真逆だよね。知らぬ間に、役割分担してる。
YouTube以外の仕事をする時は不安?
かすこんねぅ:YouTube以外の仕事をする時って、不安になったりしませんか?
テオくん:基本的にソロで呼ばれた時は、不安になるかも。相方が横にいてくれてるのとは、全然ちがうから。ボケるにしても、分かりやすいボケをするように心がけてる。
☆イニ☆:俺は、ダンスがめちゃくちゃ苦手だから、ライブ前はいつも不安。ダンスをやって、歌を歌って、歌詞を間違えないようにしなきゃいけない。やることが多すぎて……。
かすこんねぅ:その不安は、どのように払拭しているんですか?
☆イニ☆:もう、やり込むしかないよね。何度も練習を重ねるようになってから、不安が消えていった気がする。
かすこんねぅ:やっぱり、YouTubeの土台があって、その上にアーティスト活動が乗っかっているという感じですか?
テオくん:ホームはYouTubeですね。どのお仕事もYouTubeから始まっているから。楽曲の歌詞とかも、YouTubeを見ている人なら分かるような物語を散りばめたりしているんです。たとえば、『ありがとうをおまえに』なんかは、結成してすぐにじんたんが足を骨折した時のことを思い出して書いていたり。YouTubeを見たら、歌詞のストーリーが広がっていくのが面白いかな、と。