DFM・VALORANT部門特別インタビュー 韓国での生活や“3回目のタイムアウト”の裏側など『VCT Pacific 2023』を振り返る

DFM・VALORANT部門特別インタビュー

“3回目のタイムアウト”の裏側と、『LCQ』に向けた意気込み

――仲良しエピソードが次々と出てきますね。まだまだいろんな話が出てきそうな気がするのですが、いかがでしょう?

Melofovia:あ、じゃあタイムアウトを3回取った話をしてもいいですか。

――お願いします。

Melofovia:試合中って、メモを取りながらhskと通訳を交えながら話しつつ、選手のVC(ボイスチャット)も聞いて……という感じでやっているので、かなりそちらに集中しているんです。それで、タイムアウトのタイミングがT1と被っちゃって、どちらが取ったタイムアウトかが分かりにくかったんですよ。

 それで、念のため審判に確認したら「T1側が取った」と言われたんです。それでもタイムアウトが被った、というのが頭にあったので「DFMが2回目のタイムアウトを取ったか審判に確認してほしい」っていうのを通訳を通じて確認したら「残ってますよ」って言われたんです。念には念を入れて2回確認したんですが、それでも「残ってる」って言われたので「あるなら使うか」って使ったら……みたいな(苦笑)。ペナルティがつかなかったのは、向こうのシステム的に問題があったからなんだろうなって思っています。

――詳細にありがとうございます。ことの顛末もそうですけど、Melofoviaコーチがhskコーチ、通訳と連絡とりつつVC聞きながらメモを取るという、とんでもないマルチタスクで試合を見ていることが分かって、なかなか貴重なお話だったかと思います。では、最後に『LCQ』に向けた意気込みをおひとりずつ聞かせてください。

Melofovia:一旦日本に一時帰国して、スケジュール的な部分でも色々と予定が入ったりして忙しくなると思うんですが、残された二ヶ月間で自分たちに何が足りていなくて、何を修正したら道が開けるのか、というのを探りながら準備していきたいと思っています。

takej:とりあえず、ちゃんと休息を取って『LCQ』に向けて頑張っていこうと思います。みなさん、期待していてください!

Seoldam:僕は、オフラインで100%のパフォーマンスが出せるように努力するつもりです。というのも、シーズンの始めの頃はお客さんもたくさんいるし、すごく緊張していたんです。けど、最近は逆に慣れすぎて全然緊張しなくなってしまっていて、もっと緊張感を持ってプレイしないといけないな、と思うこともあって、調整がすごく難しいんです。プレイ環境の面でも、机の高さから何から練習室とすべて違うので、なるべく合わせるようにしているんですけど、そういったもろもろの調整をうまくやって、『LCQ』でかならず勝てるようにしたいです。

Anthem:もう二ヶ月後のことなので、ベンチにいるかスターターにいるかはわからないですが、文字通り「ラストチャンス」なので、悔いがないようにやりたいです。

takej:いいこと言うじゃん。自分のいいところは「絶対ある」って顔してたでしょ。

Seoldam:これがAnthemだよ!

takej:チームのいいところを聞かれたら?

Seoldam:あ、「全然ない」って顔(笑)。

 振り返ってみれば、最後の最後まで“わちゃわちゃ”なDFMのメンバーたち。チームの様子が、十分伝わるインタビューになったのではないかと思う。全体を通して雰囲気はとても良かったので、Melofoviaコーチが語ったように改善点や修正点が明確になれば、よりチームとしての仕上がりに期待できそうだ。『LCQ』での活躍にも期待したいところだ。

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