DFM Reita「どれだけ自分たちのミスを少なくできるか」 『VCT Pacific』レギュラーシーズン最終戦後インタビュー

DFM Reita『VCT Pacific』RS最終戦後インタビュー

 5対5の人気タクティカルFPS『VALORANT』のアジア地域リーグ『VCT Pacific』が3月下旬より韓国・ソウルにて開幕し、5月16日にレギュラーシーズン最終日を迎えた。

 この日、日本のDetonatioN FocusMe(以下DFM)はタイのTalon Esportsと対戦。初勝利に期待がかかる試合だったが、残念ながら勝利を収めることはできなかった。

 厳しい結果となったDFMだが、試合終了直後にReita選手が取材に応じてくれた。現地取材中の筆者によるインタビューを早速ご覧いただきたい。(スイニャン)

――まずは試合、お疲れさまでした。最終戦、苦しい試合だったと思うんですが、振り返ってみてどうでしたか。

Reita:ミスが多いかな、とは思いますね。きちんと見直してみないとわからないですけど、多分自分たちのミスが多くて負けてるんだろうなと。

Talon Esports戦、1マップ目となるロータスでの一幕

――1マップ目のロータスでの試合はすごく惜しかったなと思うんですけど、戦っていて何か手応えはありましたか。

Reita:正直に言うと、自分の中では勝っていてもおかしくない試合だったと思うんですけど、結果的には負けているので……。でも、勝てないとは思わないです。勝てる試合を落としてしまったという感じですね。

――ちなみに今日の試合が始まる前、みんなで円陣を組んでいたときに何人かの笑顔が見えて、何を話してたのかすごく気になってるんですけど聞いてもいいですか。

Reita:「最後の一戦、勝っても負けても正直プレイオフには行けないから気を楽に、緊張せずにやろう」みたいな感じで話していて、笑顔が出たんだと思います。

――そうだったんですね。では『VCT Pacific』に参加して、Reita選手の場合ある時にはIGLを担当したり、またある時にはサブに回ったりと、かなり試行錯誤していたと思います。そんな中で自分なりに得たものや、海外の強いチームと対戦して学んだことはありますか。

Reita:難しいな、何だろうな……。まあ、挑戦させてもらえて良かったなっていうのはありますね。ただ、正直相手のチームがどうとかじゃなくて、自分たちの問題のほうが大きすぎて……。気にならなかったと言うと違うかもしれないですけど。

――逆に、自分たちのプレイに集中することの大切さに気づけたということなのかもしれませんね。

Reita:自分のベストを尽くすのはもちろんなんですけど、うちのメンバーも新しいチームということで違うチームから来て半年間やってきて、すごく惜しかった試合もあったりして経験にはなってると思います。ただそれが良い経験かどうかはわからないです、結局勝てていないので。

――マップがとれた試合はどうでしたか、たとえばT1戦のスプリットとか。

Reita:多分なんですけど、ミスが少ない試合が結局上手くいってるイメージがあって、やっぱりどれだけ自分たちのミスを少なくできるか、みたいなところがありますね。

――なるほど、冒頭のコメントにもつながりますよね。それにしても今回現地に来てみて、韓国の試合会場はやっぱりすごいなと思ったんですよ。観客席から見ているともう「オフライン最高!」という感じなんですが、選手の立場ではオフラインの環境はどうですか? やりづらさとかはあったりするんでしょうか。

Reita:家の環境と違うから人によっては難しいところもあるのかなと思いますが、自分はあまり気にならないです。

――お客さんの様子などは見えますか?

Reita:見えはしますけど、そこら辺もあんまり気にならないですね。応援してくれてる、ありがとう、頑張るよみたいな感じで……(笑)。

――なんか急に可愛いですね(笑)。ゲームの話からは外れるんですけど、そもそも韓国での生活の部分っていうのはどうですか。それこそ人によって合う合わないがあると思うので。

Reita:そうですね。ストレス解消法とかが結局なくて……。カラオケとかはあるんですけど、ひとりじゃ行きにくいじゃないですか。だから気軽にストレス解消できることがあまりなくて、そこがちょっと辛いかもしれません。

――異国の地でストレス解消法を見つけるのはなかなか難しいですよね。ところで、髪がだいぶ伸びてきましたね! 韓国で日本語の通じる美容院を知ってるんで、紹介してあげたかったです(笑)。

Reita:次はお願いします!(笑)

――わかりました! では、笑顔も出たところでLast Chance Qualifier(以下LCQ)に向けての取り組みについてお聞きしたいなと思います。自分のプランとしてどんな感じで準備していきたい、などは決まっていますか。

Reita:LCQに向けてはチームとして最善の道で行くしかないので、そこに関してはメンバーみんなで話し合って上手くやっていけると思います。

――DFMのメンバーはかなり仲良さそうな雰囲気ですよね。

Reita:そうですね。チームの仲はいいです!

――リーグ戦ではちょっと残念な結果になってしまいましたが、これからまたみんなで一致団結してやろうみたいな雰囲気は整っていますか。

Reita:整っているとは思います! 僕はやる気があります!

――じゃあ、期待しても良さそうですか。

Reita:まあ、LCQは……いける?(急なマネージャーさんへの振り)

マネージャー:いけるよ!

Reita:(筆者に向かって)いけます!

――いけます! ということで、本日はありがとうございました。

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