ヒカキンが『みそきん』制作で影響を受けたラーメンを考察 源流はやはり地元にあった?

 2023年4月27日に投稿された動画で、YouTuberのヒカキンが初ブランド「HIKAKIN PREMIUM」(ヒカキンプレミアム)の立ち上げを発表し、第一弾として『みそきん』を発売した。

 『みそきん』の制作ドキュメンタリー動画では、複数のスープから吟味する様子が公開されたが、彼はこれまでの経験から最適解を模索しているように見えた。つまり、影響を受け、参考にした味もあったのでないだろうか。そこで、今回は『みそきん』作りに影響を与えた可能性があるラーメンを考察していく。

ヒカキンのカップラーメン『みそきん』が5/9発売!初のブランド『HIKAKIN PREMIUM』立ち上げました。

 筆者はYouTube上でアップされているヒカキンのラーメン関連の動画を視聴。そして、動画から『みそきん』の味に活かされているであろう2店舗のラーメン屋を発見した。それが新潟にあるヒカキンの思い出のラーメン屋「食堂ニューミサ」と、現在は岡山県に店舗を構える「麺処くるり」である。

ヒカキン&セイキンの地元最強ラーメン2つ作って食べたら感動の味でした…【オーモリラーメン・食堂ニューミサ】
【旅動画】伝説のラーメン屋『麺処くるり』の味噌ラーメンを求めて岡山の旅!【ヒカキン&セイキン】

 どちらも味噌ベースのスープで、もやしが多く入っているのが特徴。また食堂ニューミサの味噌ラーメンにはにんにくが効いたインパクトの強い味、麺処くるりには白味噌ベースでゴマがふんだんに使われているという特徴がある。

 『みそきん』も白味噌ベースで、にんにくやゴマの風味が香る濃厚スープ、もやしがふんだんに入っていることから、共通点は多い。相違点ももちろんあるものの、エッセンスを取り入れたり、ラーメン観に影響を与えたりした可能性は大いにあるだろう。『みそきん』はヒカキン自身の大好きな思い出の味にこだわりを加えた、唯一無二のラーメンになっているということが推測できる。

 数十種類の具材や麺を掛け合わせて作った試作品はなんと50種類を超え、そのなかから選び抜いたラーメンが『みそきん』だ。また味以外に、パッケージデザインも1mm単位でこだわり抜いたという。ひとつの妥協も許さずに作られた『みそきん』は、開発者も驚くほど異例のスピードで売り切れた。

みそきんの再販についてご報告

 2023年5月29日に投稿された「みそきんの再販についてご報告」では8月中旬ごろから全国のセブン-イレブンで販売を開始できるようになったと報告。ヒカキンのこだわりが詰まった『みそきん』を食べて活力をもらいたいという方は、ぜひ8月の再販を楽しみに待っていてほしい。

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