GWにじっくり読みたい車のトリビア 元々は国営企業!? 「フォルクスワーゲン」日本上陸70周年

待望の『ゴルフ』が導入され爆発的人気に
1975年には日本で初代『ゴルフ』の輸入・販売がスタート。ジウジアーロデザインのコンパクトボディに優れたパッケージングを持つクルマ。それまでのリアエンジンがメインだったブランドにあってフロンエンジンの前輪駆動は革新的だった。
1980年代後半になると日本はバブル経済真っ只中。好景気に支えられてスポーツカーの人気が急上昇した時期でもある。そんな背景もあって、ゴルフも初めてのスポーツモデル、『GTi』を導入した。
スポーツカーらしい見た目ではないものの、その速さは「羊の皮を被った狼」と異名を持ったほど。当初は1.8リッターの105PSだったが、1987年には125PSのDOHC16バルブエンジン搭載車や4ドアモデルの設定、ヘッドライトの4灯化(1988年)、バンパーの大型化(1990年)など逐次進化していった。
ビートル復活で話題になり、今やフル電動SUVも注目
1990年代には『タイプI』の雰囲気を現代風に解釈した『ニュービートル』がデビュー。このモデルは『ゴルフ4』をベースに往年のビートルをモチーフにしたクルマ。モデルバリエーションもカブリオレ、ターボと豊富なこともその人気に拍車をかけた。その後VWは順調に販売台数も増やし、2005年には日本へ輸入した台数が累計100万台を達成。
2008年にはブランド初のコンパクトSUV、ティグアンもラインナップに加えるなど全方位的に商品力を高めている。2013年には輸入車としては初めて日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した7代目『ゴルフ』も忘れることはできない。
2022年にはブランドとしては日本初導入となるフル電動SUV、『ID.4』が発売。加えてファンの多いタイプIIをオマージュした『ID.BUZZ』の導入が発表されるなど目が離せないメーカーなのだ。
そして70周年の記念モデルも登場
VWジャパンは日本への正規輸入70周年を記念し、ゴルフとゴルフヴァリアントに特別仕様車を導入する。プラチナムエディション(Platinum Edition)と名付けられ、通常オプションとして人気の高い装備を標準装備としたコスパ抜群なクルマに仕上がっている。
また『GTi』などのスポーツモデル専用のオプション、アダプティブシャシーコントロールであるDCCを18インチアルミホイールとのパッケージオプションで選択可能(eTSI Activeを除く)になっているのも特徴だ。気になる価格は『ゴルフ』が363万9000円から、『ゴルフヴァリアント』が376万9000円からの設定となる。
◎参考情報
フォルクスワーゲン
https://www.volkswagen.co.jp/ja.html
フォルクスワーゲン日本70周年記念サイト
https://sp.volkswagen.co.jp/70th/
































