2023.04.10 07:00

撮影スペースも備える、フェラーリの最新サービスセンターがオープン

文＝海野大介

　F1チーム直系の自動車メーカー、フェラーリ。日本の代理店として1976年より同ブランドの取り扱いをしているコーンズ・モータースの「コーンズ・名古屋サービスセンター」（以下、センター）がフルリニューアルオープンした。中京圏を中心としたフェラーリのサービス拠点となり、国内最大級となった同センターはフェラーリオーナーの憩いの場ともなる。

撮影スペースもあるサービスセンター

　フェラーリの正規ディーラーとして名古屋を中心とした東海エリアのアフターサービス拠点となっている新センターは、既存施設の隣接敷地に延床面積を約5倍に増床し、フェラーリブランドのDNAである伝統、情熱、クラフトマンシップ、革新、イタリアのヘリテージが凝縮された最新フェラーリのコーポーレート・アイデンティティーを導入。4フロアからなる建物は総床面積5305㎡。2階から4階を整備フロアとして、20もの作業スペースが確保されている。また2階の一角には次のオーナーを待つ認定中古車などの撮影ブースが設けられている。それも回転テーブルや照明も備える本格的なものだ。

海外では一般的な納車セレモニーも

　センターの1階は受付とラウンジが用意されており、ラウンジに採用される家具はイタリア製で重厚な中にも洗練された雰囲気を醸し出している。そこにはフェラーリの歴史を伝えるヘリテージライブラリーも設けられており、従来のサービスセンターのイメージを一新した空間を演出している。また1階にはフェラーリの海外店舗では特別なクルマが提供してくれる特別なカーライフを祝福してくれるサービスである納車セレモニーを行う納車スペースが作られているのもセンターの特徴。

オープン記念もあり

　センターのリニューアルオープンを記念して、過去2年以上正規ディーラーで点検整備を受けていない車両を対象に「ウェルカムバックプログラム」が用意された。資格と経験に裏打ちされたテクニシャンに安心して“愛馬”を託すチャンスで、車両のソフトウェアをすべて更新できるだけでなく、最新の診断ツールを使った整備を受けられる。この機会にフェラーリ正規ディーラー以外で車両を購入したユーザーも問い合わせてみるのはいかがだろうか。