にじさんじが誇る“歴代最高のステイヤー”ニュイ・ソシエールの魅力 丁寧な分析と深い愛情が生む抜群の安定感
現在のVTuberシーンにおけるトップランナーの一つであるにじさんじ。そのなかにおいてもタレントの活躍する分野は日々拡がっている。
メインとなる生配信に加え、事務所が主導する企画への参加や監修、主に一人ひとりのライバーが主導となって進む歌ってみたなどの動画のほか、ここ2年ほどはエンターテインメントのフィールドでアーティストとして日の目を見る者も増加してきた。
元1期生がデビュー5周年を迎え、彼らを筆頭に現在約150名のメンバーが所属・活動しているにじさんじ。その層の厚さで今後も大きな影響を与えるだろう。
しばらくのあいだ紹介している30~40名は、にじさんじ始動から2年目にあたる2019年2月8日以降にデビューしたメンバーだ。現在のにじさんじのなかでも主軸を担う、重要メンバーが揃っている世代でもある。
前回の葉山舞鈴に引き続いて紹介するのは、同様に長時間のゲーム配信や、リスナーとの関係性、本人のキャラクターから愛されるニュイ・ソシエールだ。
ニュイは2019年6月19日にTwitterを始動させ、6月25日には初めての生配信をおこない、活動を開始した。薄金~薄桃にも見えるロングヘアーに赤黒を基調にした魔女服を着こなし、ファンタジーな世界観を印象付ける大きなハットも目を惹く。だが彼女のビジュアルで注目されるのは、露出度多めな衣装と豊満すぎるほどのダイナマイトバディであろう。
衣装と体型が影響して、配信活動のなかで何度かYouTubeからのBAN判定をもらってしまい、投稿動画や生配信がストップしたり、自身の胸元が見えているサムネイルによってアウトと判定されてしまうことも。こうした不運もあり、いま現在でもサムネイルづくりにはかなり苦心しているようだ。
また、自身のことを「清楚エロ枠」とニュイ本人は強弁しているが、同期にデビューした葉山は活動初日から彼女のことを「バクニュー・センシティブ」と評している。葉山と同じように、その体型は多くの同僚やリスナーの目を釘付けにしてきた。
みなさんはじめまして、今日からにじさんじ所属ライバーになったニュイ・ソシエールです🌛✨ニュイでもニューでも呼びやすいように呼んでね~これからよろしくね😘💓
— ニュイ・ソシエール🎃 (@Nui_Sociere) June 19, 2019
原型ほぼないのに私の名前になってるのすごくて笑う https://t.co/26zmVqH7eL
— ニュイ・ソシエール🎃 (@Nui_Sociere) June 19, 2019
こうした苦労を経験したこともあってか、その後発表された衣装は部屋着・和服・春服と、胸元を隠すような衣装が多かったが、2022年以降に発表された衣装は格闘家・白魔導士がモチーフで、ファンタジー系RPGを強く意識した衣装となっている。あとから紹介するが、近年の衣装は彼女のバイオグラフィや好んでいるゲームともリンクしており、「魔女」という公式紹介と紐づいたアイディアと個性を反映して丁寧に作り込まれている。
新衣装お披露目お疲れ様でした!!格闘家にジョブチェンジ!!これからは前衛も頑張ります!!かわいいら皆見て!!!!!!!!!
#おニュイ新衣装 pic.twitter.com/AxPS171vUx
— ニュイ・ソシエール🎃 (@Nui_Sociere) May 27, 2022
新衣装お披露目ありがとうございました!✨
みんな喜んでてくれて私もめちゃ嬉しかった~💞
Twitterトレンドもありがちゅ😘💖
後でコメントとかエゴサでみんなの感想見まくるぜ!#おニュイ新衣装 pic.twitter.com/QeQql9J49K— ニュイ・ソシエール🎃 (@Nui_Sociere) December 21, 2022
デビューからまもなく5周年を迎えるニュイだが、リスナーがボケたコメントを送ってくれば、ゲラゲラと笑ってツッコミ返すような気さくで活発なタイプである。
人によっては「コメントは読むが反応はあまり返さない」という配信スタイルを取るライバーもいるが、彼女の場合は配信の邪魔にならなければ他愛のないボケにも積極的に反応しており、それがリスナーからの根強い支持へと繋がっているようだ。
ゲームのプレイ中に登場するキャラクター/NPCの言動や、アクションゲームなどにおいて邪魔をしてくるさまざまなオブジェクトに感情的になってツッコんだり、ちょっとしたことから下ネタなどへ話題を広げてみたりと、豊富なリアクションにヒネりをくわえてリスナーを楽しませてきた彼女。
じつは最初期の配信を見返してみると、関西弁をはさみつつ可愛らしさ溢れる配信をしていたことが分かる。現在の彼女しか知らない人がみれば、そのギャップに驚いてしまうかもしれない。
これを徐々に「ゲーム配信者としての鋭さ」が出てきたと捉えるべきか、はたまた「ニュイ自身の素の表情」が出てきたと捉えるべきか。いずれにせよ、リスナーを巻き込むトーク力とゲラゲラと笑う姿で、現在もは多くのリスナーを惹きつけている。
さて、5周年を間近に迎える彼女の活動を詳しく振り返ってみよう。