LGBTシンガーたちの熱唱、「America's Got Talent」優勝者が手がけるチームらの登場で、ついに“ゴールデンブザー”が押される? 『Japan's Got Talent』セミファイナル
さらに「怒り心頭」をテーマに身体表現とアクロバットを融合させたコンテンポラリーなダンスで勝負したN'ism、16歳から中国に渡り、エンタメ留学で培った椅子を使うバランス芸を見せた高取優耶もセミファイナルを突破。
終盤ではLGBTのシンガーが場を盛り上げる。まず「自分自身を変えたい」とゲイであることをオープンにしてから歌声を披露した山本典孝が登場し、高らかに歌唱。GACKTが「歌を届けたい時に技術以上に必要なのは何を伝えたか。それが届くかどうかが重要なこと」と「YES」を贈ったが、浜田は「君は君ですから」と鼓舞しつつ「NO」を告げた。
トリを務めたニューハーフのオペラ歌手・Maria Seirenは「私にしかできない歌唱法で『TIME TO SAY GOODBYE』を歌います」と話してパフォーマンス開始。男性と女性の声域をひとりでカバーし、最終的に2拍毎に高低をスイッチするなど常人離れしたテクニックで圧倒する。最後は力強いチェストボイスで締め。
これに広瀬が2度目のゴールデンブザーを叩いた。「高音と低音を使い分けている時に落語家に見えてきた。すごかった」(浜田)、「圧巻。審査員をやってよかった」(広瀬)、GACKT「オクターブ飛びでバンバン戻していく。技術的にもかなり難しいことをさらっとやっているのが面白い。根本的に歌が美しい」(GACKT)、「Got Talentの場にいるなと思いました」(山田)と全員が感嘆の声を贈った。
セミファイナル後半で決勝進出への権利を得たのはUniCircle Flow、544 6th Ave、伊藤哲郎&サニー、KiLa、帝塚山学院高等学校ダンス部、N'ism、高取優耶、Maria Seirenの8組。このなかでゴールデンブザーを得た帝塚山学院高等学校ダンス部とMaria Seirenを除き、前半の権利者を含めた21組から6組がファイナルに進出予定となる。
果たして決勝に勝ち上がり、初代日本チャンピオンに輝くのは誰なのか。すべては2月25日の生放送で明らかになる。この記念すべき瞬間をぜひチェックしてほしい。
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