VRゴーグルは安価でも十分楽しめる? ダイソーの550円のモデルの映像体験をレビュー

VRゴーグルは安価でも十分楽しめる?

 筆者は普段ゲームをしないので、「Tokyo Light Odyssey」という映像を観てみた。映像自体はとても鮮明に見え、色もぼやけることなくはっきりとしているので、鮮やかな映像も楽しめる。このコンテンツでは、自身が車や電車に乗っているようなVR体験ができるのだが、視界も広く奥行きがあるので、遠くの方に建物が見えたと思ったら、スピードをあげて一気に近づいてくる。どんどんと迫ってきて、自分の横を通り過ぎるような感覚になるので、思わず避けてしまいたくなるほどだ。

 実際のところ、映像がきれいかどうか、迫力があるかどうかは『バーチャルリアリティゴーグル』というよりは映像のクオリティやスマートフォンの解像度が関係してくる部分もある。『バーチャルリアリティゴーグル』をつけることで、没入感が増すのは事実だ。

 『バーチャルリアリティゴーグル』を着けることによって迫力がある映像を楽しむことができる一方で、酔いやすい人は注意が必要だ。実は筆者は車酔いをしやすい方なので、次第に気分が悪くなってしまい映像を長時間見ることができなかった。ただ、フィット感はあったので本体の問題というよりかは体質の問題かと思われる。

550円でも十分楽しめるため、「とりあえず」のVRとして

 ダイソーの『バーチャルリアリティゴーグル』では迫力あるVR映像を楽しむことができた。その他の製品と比べて、価格や機能性の違いがあるのはもちろんだが、まずVRゴーグルに触れてみたい、自分にとってどういう製品が合うのか使ってみてたしかめたいという人にはとりあえずの製品として良いのではないだろうか。100円ショップの商品として考えると、満足できるクオリティといえる。

 映像についてはアプリ以外では、YouTubeでも探すことができる。いまのところVR対応の映像は多いとは言えないが、筆者が今後期待したいのがスポーツの分野だ。自分が有名選手になったつもりでプレイができると、スポーツの面白さをより強く実感できそうだ。自分の見たいジャンルのVR映像が出てきた際には、まずは安価なモデルから試してみて、自分に合った製品を探していくのもいいかもしれない。

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