【Amazonブラックフライデー】駄洒落が商品名に!? 日本が誇る文房具のこだわりとネーミングに注目……編集部スタッフの購入検討品&推しモノを紹介!(その2)
編集長から「Amazonブラックフライデー」絡みでリアルサウンドテックの編集部員がそれぞれ、自身のカラーを出して買いたいモノなどをテーマに原稿を書くようにとお達しが。忙しい年末進行の最中に限って、編集長の鶴の一声で企画が降ってくるのは、どこの編集部もアルアルである……と思いきや、条件は「Amazonブラックフライデー」対象アイテムなら何でもアリ! という太っ腹な企画。そーいや、今年の「Amazonブラックフライデー」は100万点以上のアイテムが並び、毎日ジャンル違いで特別価格が展開するという太っ腹なビックイベントらしい。良いぞAmazon! 良いぞ編集長! という忖度な前説を入れつつ、以下をご紹介したい。
普段はデジタル系ガジェットなどを担当しているが、実はアナログ系の文房具も好みのジャンルである筆者。という訳で文房具をリコメンドしてみたい。以前、所属していた編集部の文房具特集を通じて、日本の文房具の素晴らしさを体感していたのがその理由だが、プロダクトとしての完成度の高さだけでなく、その商品名にも感心したものであった。例えば三菱鉛筆のシャープペン「クルトガ」シリーズなどは、”クルッと回ると先が尖る”から「クルトガ」という嘘みたいな本当の話。常に芯の先が尖ることで文字ムラがなく、クズがでにくいのが特徴で非常に使い勝手がいい。こちらの『シャープペン クルトガ ローレットモデル 0.5 ホワイト H.M510171P.1』は書きやすいのはもちろん、ローレット仕様でグリップ力もしっかり。もちろん「Amazonブラックフライデー」対象アイテムだ。
続けて、ぺんてるの「オレンズ」シリーズについてご紹介したいのだが、この流れだと商品名の由来はもうお分かりでしょう。そう、芯が折れないから「オレンズ」。独自の”オレンズシステム”が芯を出さずに守るので筆圧が強い筆者みたいな人間でも最後までしっかりかけるのが魅力のシャープペンだ。『シャープペン オレンズ メタルグリップ03』は芯径が0.3mmという極細芯だが折れずにストレスフリー。また、グリップ部のローレットは3240個ものブロックから形成されており、点でなく面で掴む感じになり滑りにくいのも特徴だ。
筆記具以外でも文房具には駄洒落ネーミングな商品が多数。コクヨの「ハリナックス」シリーズは金属針を使わないステープラー。同名シリーズには紙に穴を開けることで金属針なしで綴じるタイプもあるが『穴があかない針なしステープラー ハリナックスプレス SLN-MPH105G』などは綴じ部が凹凸状となって紙を圧着することで、金属針を使わず、かつ紙に穴を開けることもなく綴じることが可能となったタイプ。見た目にも美しく、バラす時にもペンなどでこするだけでOKという使い勝手もグッド。金属針を使わないので資源も無駄にすることなく、経費的にも効果アリ。地球もニッコリ、経理もニッコリなSDGs的な文房具なのだ。
そして、最後にご紹介するのがプラスのカッター『オランテ』。折る形式のカッターは某社製品が社名にもなっているが、こちらは逆に”折らないカッター”が商品名の由来。替刃は保護ホルダーに入っており、刃先に触れずに交換・破棄できるので安全度は高い。また、チャイルドロックまでついているので小さいお子さんがいる家庭でもセーフティーに使えるのだ。0.5mmと大型カッター並みの厚さがある加工刃はステンレス性でサビに強く、凸凹表面加工&全面フッ素コートでベタつきも抑えられる。ガムテープごとダンボールをバラす作業などでもしっかり使えるのが嬉しいカッターだ。
とまあ、ここまでくると歌合戦ならぬ駄洒落合戦で、文房具業界は駄洒落好きが商品開発をしているのか?……と思いたくなる程だが、実は理由があるらしい。かつて、某文房具メーカーに聞いた話によれば今ほどネット流通も盛んでなかった頃、店頭に裸で置かれる文房具には説明書もないので、商品名だけでどんなアイテムかが分かるように各社・各担当者が知恵を絞って駄洒落で商品特性を現していたのだとか。
そして、世界的に見てもここまで工夫を凝らした文房具が多彩にあるのは日本だけ。是非とも「Amazonブラックフライデー」で気になった駄洒落……もとい文房具をチェックしてみて欲しい。
【Amazonブラックフライデー】人生を豊かにする充電器、ゲーム実況デビューに買いたいあれこれ、冬に必須の家電……編集部スタッフの購入検討品&推しモノを紹介!(その1)
2022年もやってきた、Amazonの「ブラックフライデー」。毎年この時期は財布の紐が緩くなってしまう筆者ですが、まだ悩んで購入…