『覆面D』4話ーー熱血教師・大輔(関口メンディー)が半グレ集団に立ち向かい……?生徒たちのために懸命に立ち向かう

『覆面D』4話

 ABEMAオリジナル連続ドラマ『覆面D』の第4話が放送された。本作は、夢破れた熱血教師・大地大輔(関口メンディー)が “教育困難校”に赴任し、再度体を張って生徒に向き合い続ける姿を描く社会派学園エンターテインメントだ。主人公の大地をEXILEおよびGENARATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディーが演じ、クラスの生徒を水沢林太郎、秋田汐梨、曽田陵介、紺野彩夏ら、話題の若手俳優陣が演じる。

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 大地のプロレスデビューは順風満帆だった。デビュー戦で勝利した覆面Dの元には取材が殺到。早々に次の試合も決まる。覆面Dはプロレス団体・BBT期待の新人となったのだ。だがその裏でアキラ(紺野彩夏)と鶴田(曽田陵介)が大変なことになっていた。アキラはキャバクラを辞めるも半グレ集団から逃れることができず、今度は鶴田と共にオレオレ詐欺の受け子をやらされてしまう。最初は悪いことをしていると理解していなかった鶴田も、真相を知ったことで受け子をやめたがっている。しかし半グレ集団の元締め・マサ(桜田通)から暴力で支配され、逃げられずにいた。そんなアキラと鶴田が頼ったのが担任の大地だった。

 本人たちも気づかないうちに大事になってしまっていたアキラと鶴田。引き返そうとしても暴力や嫌がらせにあい、もはや受け子を辞めることができない。本人が理解していなかったとはいえ、既に受け子として金を受け取っていた鶴田はもはや共犯者である。自分でも知らないうちに大きな事件に巻き込まれていくことの恐怖を、改めて思い知らされる。4話ではアキラが大地を頼ることができたから、もしかしたらこの窮地を脱せるかも知れないという希望が見える。とはいえ状況は依然、厳しいままだ。

 大地は鶴田とアキラを解放してもらうために“格闘家のはしくれ”を名乗るマサと対戦することになる。だが、BBTの社長(高木三四郎)から「たとえ町で喧嘩を売られても、プロとして絶対に手を上げるな」と言われていたため反撃ができない。やられっぱなしのまま、大切な試合の前に大怪我を負ってしまった。既に蓄積したダメージを抱え、大物レスラーとの試合に出なければならない大地。すでに試合会場では、武藤(水沢林太郎)やカズ(秋田汐梨)など大地を慕い、大地の試合から勇気とパワーをもらっている教え子たちが待っている。そしてこの日は、カズが星野寛太(吉田仁人)と再び心を通わせられるかも知れない大切な日でもあるのだ。大地は様々な責任を背負い、身はボロボロになりながらも懸命に立ち向かおうとする。メンディー演じる大地の屈託のない笑顔、生徒を想う熱い気持ちに心を動かされ、私たちもいつしか本気で覆面Dを応援するようになっている。それが『覆面D』の最大のおもしろさであり最大の魅力でもあるのだ。その一方で、大地がつらい思いをすれば、私たちの心も同時に痛む。第4話では簡単には解決できない問題が一気に浮き彫りとなり、改めて大地が向き合うものの難しさを痛感させられた。武藤やカズらと一緒に大地を信じて応援する中で、今後どんな展開が待ち受けるのかを見届けたいと思う。

 第4話のラストには、半グレのマサと大地の教え子に関わる衝撃の事実も明かされた。この事態に大地は、そしてアキラ、鶴田、武藤はどう立ち向かっていくのか。また、期待の新人レスラー“覆面D”は快進撃を見せてくれるだろうか。ドキドキしながら次週を待ちたい。

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